寒波
観測史上初、だそうですね。
偏西風が蛇行しているせい、だそうですね。
寒波。
ニュースでも、あちこちから悲鳴が聞こえてきました。
この家も、窓ガラスが凍ったり、
給湯器がつららったり、
トイレの水が出なくなったり、しました。
ここは寒冷地ではありますが、私より暖かい暮らしをしている人はたくさんいます。
台所がウォークイン冷凍庫になっている家は多くありません。
「その調子だと、水道管が破損してるかもしれません」
ご近所の方が心配してくれました。
「水道メーターを確かめた方がいいですよ」
水道メーター
このパイロットがくるくるしていたら、管の中を水が流れています。
家中の蛇口を全部閉めて、床暖房(この家にはありませんけど)やトイレでも水を使ってない時に、パイロットが回っていたら漏水しています。
速やかに元栓を閉め、指定業者に修理を依頼してください。
「わかりました」
素直にお返事しましたが、
水道メーターどこですか?
水道局に行ったら、こういうものをくれました。
この、黄色いところにメーターがあるそうです。
行政、すごいですね。市内全戸の配管を把握してるんですね。
でも、
「これ、私の住んでる家と違います」
住所は合ってるし、契約者名義も合ってます。
設備の届出をした後で設計変更があったか、あるいは改築されたのか、
「玄関の位置と、台所の形が違います」
つまり、この場所にメーターはありません。
手当たり次第掘りました。
腕を痛めました。上腕骨外側上顆炎。いわゆるテニス肘。私の場合は草刈り肘。が再発。
の代償を払って、発掘しました。
真ん中が水道メーター。パイロットはくるくるしていません。よかった。
さて、凍結の虞れがあるときはバルブを閉めるといいそうです。
バルブは2つあります。左右にひねる組み合わせは4通り。
を、あれこれ試行していたら、ボックス内に水が溢れてきましたよ。どういう仕様なんですか?
この日の予報、最低気温は-10℃。ボックス内水浸しはまずいです。
でも、水は自然に引いていきました。そういう仕様だったんです。
赤いのが水の流れを止める栓。青いのが管に残った水を排出する栓。排出先はその辺の土の中。
ですって。
そんなこと知りませんもん、慌てますよね。
上腕骨外側上顆炎は痛いけど、水道管の保守点検方法が判ったので、お借りした家を凍らせずにすみそうです。
寒さも峠を超えました。
大寒
この頃、朝が明るいんです。
理由は2つあって。
①日の出の時間が早くなっている
日の出の時間、10日ほど前に底を打って、少しずつ早くなってきました。
今は冬至の頃まで戻っています。
グラフの勾配も大きくなって、これからぐんぐん、朝が明るくなります。
でも、
「この頃朝が明るい」の主な理由は、
②起きる時間が遅くなっている
です。
寒いと起きたくないです。暗いとなおさら。
「日が昇るまで寝てたら絶対に遅刻する」
ときは仕方なく起きたけど、
「朝の支度のあれやこれやを手抜きすれば、ぎりぎり間に合う」
となれば、手を抜きます。
おかげで、スマホのバッテリーが瀕死だったり、財布の中身がご臨終だったり、
などの小さなどきどきが、オフィスワークに彩りを添えてくれました。
大寒。
お待ちしてました。ここで寒さが底を打ったら、後は上り坂ですね?
と思ったら、
実際は1月26日あたりから2月4日あたりまでが最も寒い(Wikipedia)そうです。
えっ、そうなの?
でも、昼の時間は延びてますからね。
朝は10分、夕方は17分、陽のある時間が長くなります。
通勤時間に道路が凍ってなければ、暮らしていけますよ、なんとか、この地で、私。
大寒。
なので、神社に行きました。石を見に。
すみません、大寒関係ないでした。
以前に書いたけど、
大きな木とか、大きな石とか、神社やお寺にあることが多いのですが、
これはなぜかと考えるに、
①神社やお寺は信仰の場所なので、伐採や採掘を免れて保存されてきた
のと、
②巨木や巨石が信仰の対象で、その場に寺社が造られた
のと、が理由だと思います。
写真の石が②、木が①、ですね、きっと。
ということで、
またひとりで、ふらふら走り回ってきた週末でした。
まともに運転ができるようになったら、山奥の秘境とかにも行きたいです。
いずれ、そのうち、ね。
突然の
東京の夫に、
「いっぺん工務店との打ち合わせに来てください」
頼んでいたのですが、年度内はまるで休みが取れないそうです。
忙しい人です。
それが、金曜日、突然、
「時間ができたので、明日行こうかな」
と。
もちろん、工務店のアポはとれません。まあ、でも、どうぞいらして。
里山の冬の様子を見てください。
柿の赤い色が綺麗でしょう?
犬が嬉しそうでしょう?
ただの物置ですけれど。
この、エイリアンの卵みたいなのはハクサイ。
雪の下から掘り出して食べるのがおいしいんです。
池に氷がはりました。
いえ、無理です。乗っちゃだめ。
さて、
これは5月に夫が置いていった車です。
8か月、その辺に置いてありました。
最後に走ったのは10月です。
これを、
「東京にもっていこうか」
と、言い出しました。夫が。突然。
うーん、
エンジンはかかりますね。
しかし、履いているのはノーマルタイヤです。
最後に走ったのは10月です。
だいじょうぶかな?
とりあえず、その辺を走ってみましょう。
適当に車を走らせて、適当に温泉に行きました。
適当に行った温泉は、何やら有名な温泉でした。
そういえば、以前、父と、夫と、この温泉に泊まったんでした。
私はきれいに忘れていたけど、携帯の画像フォルダに写真がありました。
2016年7月29日
思えば、この日から私の苦労が始まったのでした。
今回は宿は取りません。日帰り入浴お一人様500円。
有名な温泉ですのに、お値段はリーズナブル。
さっとお湯につかって、おみやげに炭と木酢を買います。
夫は一晩泊まって、翌日東京に帰ります。
夜に雪が降らなければ、道路が凍らなければ、帰れるでしょう。たぶん。
お正月
夫も私も、家を空けられない用事があって、今年は離れて過ごす正月です。
ということで、
元日。
老人の二人暮らしになってしまった実家に行って、初詣に誘いました。
「他にも、行きたいところがあったら車出すから」
断られました。
仕方ないですね。私の運転で、私の車ですから。
車を出そうとしたらエンジンがかからなくて、90歳の父にブースターケーブル繋いでもらって、やっと帰宅した私です。
ブースターケーブル、昔はみんな持っていたでしょ?
エンジンを始動させるには、外から力を加えてクランクシャフトを回してやる必要がありますね。1912年以前の車は手動でクランクシャフトを回していたけど、今は電気を使うので、バッテリーがあがっちゃったら困るでしょ?
で、赤と黒の2本のケーブル、クリップの付いたやつ、を昔(私の若い頃)は必ず車に載せていました。いざというとき、他の車とバッテリーを繋いで電気を分けてもらうんです。
最近は持ってる人少ないですね。
私はちゃんと常備してますよ。繋ぎ方分からないけど。
大丈夫。これを使うときは必ず、他の車と他のドライバーが側にいますもん。
ところで、私の車はFFなので、狭いところに頭から突っ込んで停めると、救援車のケーブルが届きません。
今回は90歳の父がぴたり隣に停めてくれたけど、もう少し庭が狭かったら、もう少し車が大きかったら、アウトでした。これからはバック駐車の練習もしましょうね。
ということで、運転が下手な上に、方向音痴な上に、ドアを開けっ放しで駐車する神経の持ち主の車には乗りたくない、という老人の意見を尊重し、元旦の初詣は未遂。
「暗くなる前に帰りなさい」
早々に追い帰されました。
2日。
は晴天でした。そしてすごい風。
家中、どこだか分からないところで音がします。
ばたん。がたん。みしみし。
古い家は今にも壊れそうだけど、今まで壊れなかったのだから、大丈夫、たぶん。
ばたん。がたん。みしみし。
同居人の姪はとっとと出掛けました。若い子には楽しい予定があっていいですね。
しかたがないので、一人で初詣に行きました。いえ、犬も一緒ですけど。
近くに神社があって、たまに行くのですが、いつもと違ってたくさんの人出。車を停めるのに苦労しました。
この神社には花崗岩の岩塊が祀られています。その上を、普段は烏骨鶏が偉そうに歩き回ったりしています。
私は大きな石とか、大きな木とかを見るとうっとりしてしまうので、そういうものは神社やお寺にあることが多いので、時々ふらふらと行ってしまうのです。
普段は烏骨鶏と一緒に境内を歩いたりするのですが、鶏はおとなしく小屋に収まっていたし、私も行儀よく参拝の列に並んで、二拝二拍手一拝してきました。
良いことが起きますように。
起こせますように。
18時半。
東京から夕空の写真が送られてきました。
私も庭に出て、西の空を見上げます。
夜になって、雪が降り始めました。
今も降り続いています。
明日は電車で出勤です。
ちょっぴりずつ
先週、12月22日の日の出は、盛岡で6:53、山口で7:16。
日の入りは、盛岡で16:15、山口で17:09。
1年で1番、昼の時間が短い日、でした。
つまり、これからは長くなります。
ところで、
北半球で日の出が一番遅くなるのは1月初旬、
日の入りが一番早くなるのは12月初旬、
ということで、
今日は昨日より日の出が遅いんです。20秒ほど。
その分、日の入りも遅くなります。40秒くらい。
日が延びると言っても、この時期の変化はゆっくり。
・・・なんてこと、これまで気にしたことなかったです。
冬至なんて、いつの間に来て、過ぎていました。去年も、一昨日も、その前も。
それが、今年は、指折り数えて待っていました。
冬至を超えたら日が延びるんです。
冬至を超えたら日が延びます。そして、寒さが増します。
これは今年の2月4日、立春の写真。
この池は今は凍っていません。今は、まだ。
今は冬の入口。これから寒くなるんです。
でも、とにかく、日が延びているんです。ちょっぴりずつ。
ところで、先日の車の窓霜ですが、
こんなんでした。
期待していたのとは違うけど、私、この模様にも馴染みがあります。
これは雪でしょ?
だって、雪に似てますよ?
暖房のきいた教室で、古文の授業を遠くに聞きながら、ふと、窓の外に目をやると、
灰色の空を背景に、雪片がふわふわ舞っていて、窓のガラスに張り付くと、
これと同じ景色になりました。
もう、黒板に目を戻す気になれなくて、私はずっと窓を見てました。
たぶん、中学2年の教室。
記憶って、わけが分からないですね。
なぜ中学2年の教室なのかが分かりません。
3年かもしれないけど、とにかく、私が通った2こめの中学。
は、それほど雪の多いところではありません。
1こめの中学は本気の豪雪地帯でしたが、そこでは、積もった雪の記憶はあるけど、降ってる雪の記憶がありません。
冬の記憶をさらってみます。
長い長いつららを折り取って、ちゃんばらをしながら登校したのは、
積もりたての深い雪に寝転んで、人がたをつけて遊びながら下校したのは、
小学1年でしたか、2年でしたか?
1年なら1こめの、2年なら3こめの小学校です。
赤い毛糸の手袋の、右と左を紐で繋いで、襟の後ろに通してはめていました。
子どもはこうしないと、すぐに片っぽ失くすんです。
私は今でも、すぐに片っぽ失くします。紐で繋いで襟の後ろに通してないからですね。
幼稚園の時の冬は、2階のベランダから出入りしました。家と物置の間にはトンネルが掘られていました。
窓の外に牛乳瓶を置いて、凍らせて食べるのが楽しみでした。あと、みかん。
置いたまま忘れてしまって、雪かきをしていてみつけたり。春になってみつけたり。
春になると、いろんなものがみつかりました。
その町の大通りは、地下水を汲み上げて融雪していました。アスファルトの真ん中に小さな噴水がたくさんあって、歩行者はびたびたした道の端っこを長靴で歩きました。
こういうことができるのは、夜になっても再凍結しない、暖かい雪国だからです。
車は金属のチェーンをつけていました。春になると横断歩道がなくなっていました。
高校はバス通学でした。積雪は多くないけど、ひと月くらいは根雪があって、踏み固められた歩道を歩きます。
ローファーで通学していました。校則は緩くて、靴の決まりとかはなかったけど、私は普通にローファーでした。
雪道を転ばずに歩くにはこつがあって、私はとても上手なんです。
と、雪の記憶がたくさんあります。
今朝、起きたら雪でした。
霜とか、雪とか、
この頃ときどき車が凍ります。
行ってきますと家を出て、車に乗ったところでこれ。
は、ちょっと慌てます。
写真は2度目の凍結。
1度目の写真はありません。すごくきれいな、シダの葉みたいな模様でしたが。
急いで融かしちゃいました。遅刻しそうだったんです。
これはちょっと残念なことで。
その後、何度か車が凍ったけど、シダの葉みたいな模様はできません。
しかたがないので、似たようなのをネットで捜しました。こんな感じ。
窓ガラスにできるこういう模様、実はなじみがあります。
子どもの頃、私は雪国に住んでいて、冬の間こういうのよく見ました。窓の内側、ストーブをつけた家の中にできました。
車の窓を外から覆う氷とは、できる仕組みが違うそうです。
内側にできるのが窓氷、外側は窓霜、だそうです。
そんなの、知りませんでしたよ。
とにかく、この頃は起きたら最初に車を見ます。新しい、冬の習慣。
霜が降るのは晴れた日です。
よく晴れた、風のない明け方。に霜が降ります。
こんな日は、車の位置をちょっと変えて、昇り始めた太陽にフロントを向けておいて、
それから縁側でお茶を飲みます。
そうして放っておけば、じきに窓霜は融けてしまいます。
先週は雪が降りました。
明け方、といっても7時過ぎ、家の周りを走ってみました。
雪道は初めてなので、おそるおそる。
それにしても、
あと30分もすればランドセルを背負った子ども達が通るのですが。
雪が降ると、やけに静かな景色です。
翌日は電車で出勤。
私は、いっぺん融けて、再凍結した雪が怖いんです。
私は、運転がへたなので、そういう道は走りません。
ところで、
最初のつもりでは、今頃は新しい家に住んでいたはずです。
あれやこれやで、まだ家はできていないのですが、
影も形もないのですが、
新しい家に引っ越したら電車は使えないので、
どうするつもりだったんでしょうね?私?
もしかして、私の運転がへただから、なかなか家を建てる許可が下りないのでしょうか?どなたかの思し召しでしょうか?
さて、
これは今日、午前6時の空。
空に光っているのは木星です。
少し風があって、今朝は霜は降りませんでした。
そして、これは今撮った写真。
霜が降るのは明け方と、ちょっと上に書きましたけど。
既に凍りかけていました。
つまり、明け方にはもっと凍ります。
明日の朝が楽しみです。
道をつくり直すめんどう
さて、道をつくり直すことにしたわけですが。
これが意外にめんどうだったり。
境界の位置をまちがっていたので、いじってはいけない筆に道をつくってしまいました。
これを48番地に移します。
平行移動。
というわけにはいかなくて。
このあたりはゆっくり立ち上がる感じの地形です。
奥に行くほど周りとの標高差が大きくなります。
この辺で170cm。
宅地造成規制法の「がけ」にはあたらないし、歩いて上り降りできます。
犬もなんとかついて来ます。
でも、ここを家のアプローチだと言い張るのは、
「無理があります」
測量の方が、
土木業工事の方が、
畑を耕していたご近所の方が、
口を揃えて言いました。
まあ、普通の車は上れません。
「俺のランドクルーザーなら上れる」
畑を耕していたご近所の方が言いました。わあ、すごい。
建築基準法上は問題ありません。建物の敷地は通路に接していますもん。
通路と家の間は車は通れなくていいんです。人が通れればいいんです。
問題は、隣にある「まちがえてつくっちゃった道」です。
そっちは普通に、私の車が通れる道です。それが、家の予定地にまっすぐ繋がっています。
そんなものが隣にあったら、普通に「この道を使うんでしょ」って思われるじゃないですか。
そう思われたらアウトなんです。農地法的にアウトです。
なので、つくっちゃった道は塞ぎます。そして「こんな道なくたって平気」と言うために、
足元がぬかるんでも、荷物を持ってても、家に出入りできる階段をつくります。
「階段、ですか?」
質問したのは私です。素人は普通にスロープを考えていましたよ。
でも、ここに(普通の)車が通れるスロープをつくるには、
「100㎥ほど土を動かすことになる」
そうです。
2tダンプで60杯。思ったより大ごと。
そして、
「通路から家が丸見えになる」
そうです。
ああ、それはだめ。だって、
ということで、アプローチは階段です。
不便じゃないかって?
たぶん、不便。
工務店さんが私の齢を考えてバリアフリーの家を考えてくれたのに、敷地がバリアフリーじゃないんです。申し訳ないですよ。
でも、道はもうひとつあるんです。
48番地をもっと奥に行くと、周りとの標高差は2mを超えて、宅地造成規制法の「がけ」になります。
その「がけ」の下を、ぐるっと回る道があるんです。
これ。
これは古くからある道で、93番地の家に行く道です。
これを分岐して、48番地の家の場所に繋げてあるんです。
なので、普通にこの道を使えばいいわけ。
「だったら階段いらなくね?」と思うでしょ?
それが、いるんですよ。なぜかというと、
このぐるっと回る道は、接道のための通路にならないからです。
なぜかというと、
私が接道のための通路に申請しないからです。
この道を申請するには、ぐるっと囲んだ土地を全部、建物の敷地にする必要があるんです。
それをすると、うんと税金が高くなるんです。
小さな家を1軒置くだけです。広い敷地はいりません。
さて、階段。
つくるとなると、これも楽しみ。