ケヤキ(昭和生まれ)
ケヤキの落葉は盛大です。毎日焚き火で芋が焼けるほど。
自分の庭に積もる分にはいいのですが、風で流れて遠くまで飛びます。
隣家の屋根に積もった様子が、航空写真にも写っています。
雨樋が詰まれば家屋を痛めるし、排水路が溢れれば敷地が浸水します。
切ることにしました。
高齢になって、面倒をみきれなくなった所有者の決心です。
材を使ってくださるという方に、引き取ってもらうことになりました。
長年、木と生活してきた方です。
伐採から搬出、その後の用途も全てお任せしましたが、
材の乾燥に10年ほどかかるそうなので、頑張って面倒をみていただきたいと思います。
この方も高齢ですので。
さて、
あちこちに何本かずつ寄り添って立っています。
なぜこんなふうに寄り添っているのでしょう?
気になったので調べてみました。
これがケヤキの果実、葉の元につきます。
熟すと枝ごと木を離れ、葉を羽に、風に乗るそうです。
寄り添っているのは、きっと同じ枝の出身ですね。
明治生まれのケヤキの子ども達、ですね。
来年は私が焚き火で芋を焼くとしましよう。