自ら育成した林業生産物を販売することを考える
http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/27hakusyo/pdf/12hon3-1.pdf
山林を20ha以上保有し、
家族経営により一定程度以上の施業を行っている
すごい金額です。
どんな事情があって、こんな事態が起きているのでしょう?
木の値段の推移です。
http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/27hakusyo_h/all/chap3_1.html
消費者物価指数を、比較のために。
http://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/h24/hakusho/h25/
山元立木価格はやまもとりゅうぼくかかく、と読みます。
「丸太の市場価格」から「伐採や搬出にかかる経費」を引いた額、
つまり山林所有者の収入です。
立木の状態の樹木の価格で、丸太相当材積(幹材積㎥)当たりの価格で示されます。
すみません、幹材積㎥というのが判りません。
幹材積は樹種・樹高・胸高直径を基に、幹材積計算プログラムで算出します。
胸高直径は成人の胸の高さで測った木の直径です。
幹材積計算プログラムは森林総合研究所が提供しています。
http://www.ffpri.affrc.go.jp/database/stemvolume/
とにかく、
山元立木価格 × 幹材積 = 立木1本の値段
だそうです。大丈夫、計算は私がします。
樹齢50年のヒノキ、樹高23m、胸高直径20cmの場合、
6,284円/㎥ × 0.42㎥ = 2,639円
樹齢50年のスギ、樹高22m、胸高直径25cmの場合、
2,833円/㎥ × 0.49㎥ = 1,389円
この金額で、園芸店のポット苗木がいくつ買えるでしょうか?
さすがにこれではやってられない、のグラフです。
http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/24hakusyo_h/all/a45.html
最近はバイオマス燃料などの需要が伸びてきて、
これまで製品にならなかった間伐材も活かせる道ができました。
林業、なんとかなってほしいです。