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冬の日に思い出す、夏の日のきゅうり畑とその周辺

夏の日、この辺を、

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巻尺持ってウロウロしていたら、

畑で作業している人に声を掛けられました。

「○○さんですか?」

たちまち素性が割れたのは、他に訪れる人がいない場所だからです。

その方はアマチュア農家さんで、家庭菜園の収穫をしているところでした。

「ちょうどできたところだから」

ぱちんぱちん鋏を振るって、きゅうりを持たせてくれました。

おいしかったです。

「この辺に家を建てようと思います」私が言うと、

「あそこは風が強いでしょう。こっちの方がいいですね、見晴らしがすばらしい」教えてくれました。

 

ご挨拶に伺ったプロの農家さんでは、きゅうりの漬物をいただきました。

小鉢に盛られたのをぜんぶ平らげて、お代わりもちょうだいして、おみやげも持たせていただいちゃいました。

おいしかったです。

「裏の窪地を畑にしようと思います」私が言うと、

「あそこは土が難しい。野菜をつくるなら道の南沿いがいい」教えてくれました。

 

みなさん、よくご存知なんです。  

というか、私がご存じないんです。

アマチュア農家さんが勧めてくれた場所、眺望が良いのは知っています。

藪を掻き分けて登りました。Gパンを1本犠牲にしました。でも、

「あそこの夜景は最高ですね」と言われ、見たことない私はちょっと悔しかったです。

 

他にも、私がご存じないことがいっぱいあって、少しずつ調べているところです。

どこに水が引けるのか、排水経路はどうなっているのか、水質、水量、地質、地盤、重機のレンタル料、Wi-Fiの状態、消防団の詰所の場所と保有車両、

みんな、ご近所の方に教えていただきました。

破れたGパンはいて、水の滴るバッグ(用水路にはまりました)を下げて、巻尺持ってウロウロしている人物が、とても親切にしていただきました。

 

そうです、あの日、きゅうりがおいしかったのです。

そして、道が藪に覆われ、家が草に埋もれ、自動車が放置されていたのです。