分筆登記②
分筆登記の費用、調べました。
測量・立ち会い・境界確定、1箇所につき数千円~数十万円、だそうです。
って、ずいぶん幅がありますが。
分筆登記は通常、土地家屋調査士に依頼します。
土地家屋調査士の報酬は自由に設定できるので幅がでます。
調査の内容も、過去の測量データがある場合、ない場合、
更地の場合、立木や構造物が多い場合、
など、条件によって変わります。
隣接する土地の地権者が不明だったり、係争中の土地は厄介です。
つまり、ケースバイケースです。
では、うちのケースでは?
うちのケース。
ピンクが隣接の民地です。
境界ポイント。
赤が民地境界、黒が公共用地境界、青は自分の筆の境界です。
以前はここを測るだけでよかったのですが、
平成17年に法律が変わりました。
こう測らないといけなくなりました。
測る場所がいっきに増えました。費用もうんと高くなります。
ところで、池に黒いポイントが打ってあります。
実は、池の素性が不明でした。この池、登記がありません。
ここは以前は田だったところで、江戸時代に溜池にして、その後、たぶん明治時代に、行政組織が管理するようになりました。
が、今では国家機構も法規も変わっているので、管理者、誰なんでしょうね?
というのが疑問でしたが、立ち会いが必要なので調べてもらいました。
判りました。自治体の農地課が管理しています。
ということで、農地課に行きました。
「池の境界ってどうするんです?」
形も大きさも年々変わっていますけど。
「境界は公図に合わせて設定します」
だったら測量、しなくていいんじゃ?
とか言ってみます。費用ケチりたいんです。はい。
「測量は必要ですが、300万はかかりませんよ」
うちのケース。を見て、農地課の方がおっしゃいました。
「地元でちゃんとした仕事をしてる、良心的な業者を探してください」
ですよね。引っ越してきたばかりで、それが簡単じゃないんですけど。
と、これが引っ越し直後、4月3日の話です。