始動

私「それでは、家を建てる手続きを始めていいんですか?」

Yさん「どうぞ、始めてください」

ということで。

 

設備業者さんに連絡します。

「耕作証明が出ました。建築確認申請の準備をお願いします」

土木業者さんに連絡します。

「115番地に種を蒔きます。力を貸してください」

測量事務所に連絡します。

「測量を始めてください」

工務店に連絡します。

「相談にのってください」

 

工務店に相談します。家のプランを作ってもらいます。

家のプラン、首都圏のハウスメーカーに作ってもらったものがあります。設計士の方が丁寧に作ってくれた、とても素敵なプランです。

でも、測量と農地転用で躓きました。

市街化調整区域の農業者住宅(あれこれ厳しい制限がつきます)、しかも農地転用が必要、は、首都圏のハウスメーカーには難しい案件でした。

いえ、誰にとっても難しいです。予算がタイト、の条件もつきますし。

 

この難しい案件を、「地元でちゃんとした仕事をしている、良心的な工務店」に相談します。

いきさつはこうです。

ある日、職場に設備業者さんが訪ねてみえました。一枚の図面を置いていきました。

「今手がけてる家だけど、こんなのはどう?」

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小さな家です。素敵な家です。私の予算で建つ家です。

「もうじき屋根が上がるから、よかったら見においで」

行きました。3回行きました。棟梁の仕事を拝見して、施主の方とお話しして、工務店を訪ねることになりました。

「ここなら、どんな注文も聞いてくれるから」設備業者さんのお墨付き。

だいそれた注文はありません。48番地に建てる。私の予算で建てる。それだけで大変なんです。

でも、いくつかお願いしてみました。

 

壁と床に無垢材を使ってください。

外装や外構の経費は削っていいです。床面積も削っていいです。豪華なキッチンとかいりません。

ここだけは贅沢をさせてもらいます。壁と床に無垢材を使ってください。

屋根の付いた縁側をつけてください。

縁側。お借りした家の、いちばん気に入っているところです。

私が建てる家にもぜひ、ほしいです。破れていない屋根がいいです。

犬用の出入り口をつけてください。

最近、犬がトイレを使ってくれなくなりました。外に出ないとだめなんです。

そのために朝早く起こされるのはいいとして、私の帰宅が遅くなると可哀想なことになります。犬も、私も、可哀想なことになります。

壁の一部に小さな出入り口を造作してください。

林のスギを使えませんか?

これはコスト的、工期的、技術的に、難しいお願いです。

「目の前に売るほどのスギがあるのに、家を建てるのに使えない理由」は、今は書きません。実はよく判りません。

とにかく、これまで相談した業者には全て「無理」と言われました。

無垢材をたくさん使った家を手がけるF社さん、S社さんはそれぞれ、フィンランドとカナダの輸入材を使っています。

I社さんは国産材を使用していますが、「自社基準で仕入れた国産材を海外工場で加工」しています。

目の前に木がいっぱいあるから使う、という単純な考えは通用しません。

なので、だめもとでお願いしてみます。

1本でも、2本でもいいです。私の建てる家の何処かに、林のスギを使えませんか?

このスギは、この地に建てる家のために植えられたものなんです。

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このお願いの、特に4番目のために、来週、工務店の方が現地に来てくれます。

晴れるといいな、と思います。