土が届きました
10tダンプに6杯。「今日のところは」ですって。
つまり、まだ来ます。
「畑をつぶして家をつくる」って、1軒じゃなかったんです。
何反もの畑をつぶして、何十軒だかの家をつくるそうです。
そこで出る土の、全部じゃないけどかなりの部分が、ここに来ます。
あらあら。
手前の茶色い山は元々ここにあった土で、奥の黒いのが運んできた土。
なぜ元々の土が山になってるかというと、ダンプトラックから土を下ろすのに穴を掘る必要があるんですって。
穴を掘って、その穴に土を落として、それを掘り出して、別の場所に敷き詰めていく、という作業。
そして、1日の作業の終りに、この穴はしっかり埋めてしまいます。
夜の間に誰かが落ちたらいけないし、雨が降ったらプールになってしまいます。
いちばん危ないのは、私が車で突っ込むことですかね?
私の車、
5日ほど畑にはまっていました。
はまった次の日が台風で、ちょっと出しに行けなかったんです。
まあ、急ぐことはありません。
その間、私は、自分のよりだいぶんましな姪の車に乗っていました。
姪は「大きな車は嫌だ」と言いながら、私が押し付けたスペアの車に。
しかたないですね。私も大きな車は嫌だもん。私の方が運転へただもん。
台風が来て、過ぎて、すぐにまた次の台風が来たのだけれど、
その合間の晴れ間に、私の車が帰ってきました。
1週間ぶりに山に行ったら、会う人みんなに言われました。
「車、出せたんだ」
115番地は見通しがいいんです。ご通行中の皆さんが私の車を見てました。
そして皆さん、口々に、
「言ってくれれば」
うちの軽トラで、ランドクルーザーで、トラクターで、
「引っ張ってやったのに」
仰るんです。どういうわけか、残念そうに。
今度はまったときはお願いしますね。皆さん順番でお願いしますね。
どんどん日が短かくなって、山に行くのも難しくなりました。
仕事帰りはすっかり暗いし、このごろいきなり寒いです。
石油ストーブを買いました。
台風が過ぎて、この家は今日はとても静かです。
家の中で燃える炎を眺めていると、寒いのも悪くないなと思います。