境界確定(赤のポイント)

測量が終わりました。

今日は隣接の方々に立会をいただいて境界を確定しました。

今日半分、明後日半分、で、赤のポイントが確定します。 

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問題はない、はずでしたが。

 

1か所、杭の位置が違っていました。

 

たまにあるそうです。

土地を造成するとき、土を盛ったり削ったりするときに動いちゃうとか。

工事の時に抜けた杭を、「確かこの辺だったな」適当に埋め戻すとか。

まあ、あるそうです。

そして、Iさんの宅地がはみ出して、うちの雑種地に食い込んでいるそうです。

そして、この杭にぴったり寄せて擁壁が作ってあるので、

「どうしましょう?」

測量事務所の方が聞くんです。私に。

 

「公図に合わせて、正しい位置に杭を打ち直すのが本当ですが」

いや、それ、擁壁を壊さないとできないじゃないですか。

私はネギ畑に立って、きちんと造成されたIさんの宅地を見上げます。

「ちょっとくらいのまちがい、気がつかないことにしませんか?」

だめだそうです。

測量事務所の方達、たいそう精緻に測量をしています。ちょっとくらいのまちがいも必ずみつけてしまいます。

そして、測量事務所の方達、土地家屋調査士とか測量士とか司法書士とか行政書士とかのライセンスで仕事をしているので、まちがいをみつけたら知らん振りはできないんです。

これは困ったことです。

 

この辺の土地は昭和50年代に国土調査をしています。それに基いて公図ができています。

昭和50年代にはGPS測量の技術はないので、今測ったら違いがみつかるに決まっています。

まあ、それが数cmの範囲なら「公差」として許容されるので、他のポイントはセーフです。

が、Iさんの境界は、ネギをあと何本か植えられるくらい違っています。ネギを何本か植えられるくらい違うのは、法律的にまずいんです。

そういえば、「工事の時、どこかの杭が抜けていた」「いつの間に埋め戻されていた」という話を聞きました。

何十年も昔の話です。

 

私はネギ畑に立って、足元のネギを眺めます。

ここのネギは「曲がりネギ」です。春に植えたネギを、夏に抜いて、傾斜をつけて植え直して、わざわざ曲げて育てます。手間がかかるので作付面積は少なく、市場にはあまり出ません。東京では見たことがありません。こっちに来てはじめて食べて、あんまりおいしくてびっくりしました。

の、ネギですが、植える場所は他にもあります。あと何本か植えたければ、他に植えればいいんです。

から、

「ちょっとくらいのまちがい、気にしないことにしませんか?」

これはできるそうです。

Iさんに状況を説明して、正しい境界位置を承認していただけたら、現況はそのまま、「いつか機会があったら是正する」約束をもらえばいいそうです。

このポイントの境界確定、明後日私は同席できないけど、測量事務所の方がちゃんと説明して約束をもらってきてください。