境界確定(黒のポイント)
公有地境界。
ここに問題はありません。
公道の境界は決まっているし、池の境界がどこになっても文句を言う人はいません。
はずでしたが。
ちょっと予想外な展開がありました。
順を追って書きましょう。
午前10時。池の境界。立会は市の農地課。
の人が、果敢に急傾斜の藪に降りて、ポイントを確認してくれました。
境界は水の中に潜ってなくて、測量も水の中にじゃぶじゃぶ入らなくてすんだんです。
測量が簡単に済んだ分、費用が安くなる、という話はありません。残念。
午前10時半。市道の境界。立会は市の道路維持課。
の人が、現場で立ち尽くしてしまいました。
手前、犬が歩いている所がうちの雑種地。砂利が敷いてあります。
奥が市道。アスファルト舗装です。
境界は舗装の切り替わる辺りと思っていましたが。
ここでした。
え?
みんなが市道と思っていたところの一部が、うちの雑種地でした。
まあ、問題はありません。
この辺のどこかで接道がとれて、建築基準法の要件を満たして、家が建てばいいんです、私は。
でも、市役所の人は立ち尽くしてしまいました。もしもし?
私「これ、まずいですか?」
市「たぶん…」
まあ、まずいでしょうね。どうしましょうね?
詳しくは、役所に戻って調べないと判らないけど、たぶん、
①市道がはみだしている部分の土地の所有権を変更する
②市道がはみだしているので敷き直す
いずれかになるでしょう、ですって。
あらあら。
それで、①の手段としては「寄付を受ける」と「買い取る」があって、
市「寄付をお願いすることになるかもしれません」
私「いいですよ」
市「寄付を受ける場合、寄付者の負担で測量分筆登記をしてもらうことになります」
ああ、そういう決まりがあるのですね。法律だか、条例だか、施行令だかで。だったら、
私「寄付しません」
その決まり、好きじゃありません。
買い取りの場合の測量分筆登記費用は市の負担だそうですから、もし所有権変更が必要なときは、
私「買い取ってください」
買い取りには相当の時間がかかるそうです。市が不動産を取得するとなれば、山ほど手続きが必要なのでしょう。何年かかっても、私は困りません。私の建築確認申請には影響ありません。
ということがあったのですが。
黒のポイント、確定です。
市役所からは後日、なんかの連絡がくるはずです。
私としては、
③気にしない
がいいと思います。
「見た目は市道の一部だけれど、実はただの通路です」で、どうですか?