床の話をしましょう
無垢フローリングは高いのですが、材料も施工費も高いのですが、
親切な工務店さんから、
「うちの在庫を使ってくれたら、予算内で納めます」
ありがたいお申し出を受けました。
その在庫、5種類あります。
マツ、サクラ、カバ、クリ、ナラ。
「ここから好きなのを選んだください」
とてもありがたいお申し出。
実は外装を決めるのが大変でした。
サイディングのサンプルが何十種類も積んである中から、
「好きなのを選んでください」
と言われましても。
見ているだけで疲れちゃって、よく分からなくなっちゃって、分からないうちに決めちゃって。でもって、あっという間にできちゃいました。
あれよあれよ。
マツ、サクラ、カバ、クリ、ナラ。から選ぶのはらくちんです。
玄関は明るいカバ、寝室は木目のきれいなクリにしました。
写真は作業場から拾ってきたクリの端材。
断面がほら、ちゃんと無垢ですよ。
「こんなもの持ってってどうするの?」聞かれましたけど。
ええっ、拾いませんか?ふつう?
玄関のカバを拾えなかったのが残念です。
さて、迷ったのはリビングとキッチン。
「床暖房どうしますか?」
と聞かれ。
世の中には床暖房対応の無垢フローリングというものがありますが、工務店さんの在庫にはありません。
つまり、「床暖を諦めて無垢材にする」か、「無垢材を諦めて床暖を入れる」か、という問題。
あ、寝室と玄関は聞かれませんでした。寝室は狭いし、玄関はちょっとの間しかいないから。ですかね。
で、リビングとキッチン。
夏と秋、ぐずぐず考えました。冬に決めました。
「床暖入れてください」
寒かったんです。
ということで、リビングとキッチンは合板フローリングになりました。
10円玉でひっかいても傷がつかない、強いフローリング。
となれば、揺り椅子が置けますね。
揺り椅子、これもちょっと憧れでした。
揺り椅子で編物をする老女、なんて絵が浮かびます。
私は編物しませんけどね。
さて、全部の部屋に床材が入りました。
全部しっかり養生してあるので、見ることはできません。