緑の指・茶色の指(その1)
48番地
この写真、どう思います?
手前は私が一生懸命手を入れた場所。
奥はちょっとだけ手を入れた場所。
手前、秋に種を蒔きました。いろんな花の種。
春になって何やらいろいろ生えてきたけど、だいたいが私が蒔いた草じゃないです。
奥の方が美しいじゃないですか?
私が頑張った場所より、ずっと?
角度を変えてもう一枚。
これ、勝手に生えた草です。イネ科の、カモジグサ?
美しいじゃないですか?
100番地
も、きれいでしょ?
一面の若草色はスギナ。白い花はハルジオン。
12月に草を刈ったきり、ほとんど足を踏み入れていません。
115番地
これは去年5月の写真です。
そして、これが今。
去年の私、今年よりまじめに耕していたようですね。
でも、ヒマワリあまり咲かなかったし。
今年蒔いたバジルも、たぶん全部流れたし。
それより、クローバーが増えています。
近くで見ると、こんな。
クローバーが増えてくれるなら、それでいいです。
最近判ったことがあります。
私、植物を育てるのへたです。
世の中には植物を育てるのが上手な人がいます。「緑の指」を持つ人。
115番地の隣の雑貨屋さんがそう。私の母がそう。
雑貨屋さんは温和な人で、とても丹念に世話をされていて、なるほどなのだけど、
母はサボテンにじゃぶじゃぶ水をくれたり、独自メソッドでやりたいようにやって、それで見事に咲かせるの。なんなの?
私は植物を育たなくするのが上手です。
頑張って植えたハイネズは、枯れたり、枯れかかってたり。
リュウノヒゲも、増えてなくて減っていて、キノコと親睦していたり。
なんだかとってもがっかりだけど。
それならそれで。
私は私の特性で、緑化事業に取り組みます。
はい、この「茶色の指」で。
(つづく)