毎日がとても
ちょっと目を離すとこうなります。
5月にさんざんタケノコを採ったのに、なぜまだこんな景色を見てるかというと、
タケにも種類があるからです。
竹藪のタケ。畑のタケ。池の端のタケ。
が、時間差で出てきます。
3種が一堂に会した、これは貴重映像。
それも、でも、もうお終い。
3日降り続いた雨が止んだ朝、出勤前に20本切りました。
で、もうお終い。
ばいばい、タケノコ。また来年。
朝起きたらデッキでお茶を飲みます。
屋根があるので、雨が降っても平気。のんびり雨を眺めます。
晴れた日と、曇りの日はその辺を歩きます。
ちょっと目を離すと伸びすぎるあれこれを探して、パトロール。
みつけました。
古木の根元の若草。
「おや、今年も出てきたのかい?」
私、意地悪な笑いを浮かべ、
「あいにくだが、この木は渡さないよ」
ぷつん。引き抜きます。
私ってば、アレチウリを目の敵にしています。
だって、アレチウリですから。
現場監督の言
この木、古い道の際にあります。
一昨年の秋、斜面の土木工事をしました。
「その辺の木、みんな切っちゃっていいですか?」
作業員さんに聞かれ、
「はい」
答えた私ですが、
「いや、この木は残して」
と、現場監督が。
ご神木だそうです。
そこに祠があるでしょ?
井戸の神様です。近くに井戸があるからね。
93番地の廃屋には水道がありません。
水道がないのに人が住んでいたのは、井戸があるから。
この辺、昔から良い水が出て、昔から人が住んでいました。えーと、古墳時代から。
古墳時代の人がどうやって水を得ていたかは分からないけど、93番地の人は井戸を使っていました。
今は使ってない井戸だけど、手を入れれば使えます。
いつか、手を入れたいです。
で、この木、
一昨年の夏はこんな目に遭っていました。
このアレチウリを引きはがすのに苦労したんです、私。
だもん、見つけ次第引き抜きます。
夢に見た
朝、お茶を飲んで、その辺を歩いたら、泥のついた服を脱ぎ捨てて、お風呂に入ります。
前の夜のお風呂に、そのまま。
すごいんです、このお風呂。ちっとも冷めないの。
うっかり自動追炊きとか設定してないか、心配したくらい。
最近の住宅設備は優秀ですね。蓋1枚がびっくりする値段ですけど。
去年と一昨年の私、借りた家に住み、この山に通って、タケだのウリだのを刈っていました。
泥と汗と棘にまみれて、夢に見たのはお風呂です。
(この場所でお風呂が使えたら)
その夢が叶いました。
タケを刈るのも、ウリを刈るのも、今年はとても楽なのです。
毎日がとても嬉しいのです。