用地奪還の闘い(そろそろ終わりたい)

4月に撮った写真です。 

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同じ場所の9月。

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何がどうなっているかというと、

アレチウリの下にフジとクズとアケビとアオツヅラフジとノイバラがあって、

これを払っていくとミズキが2本ありました。ミズキの手前に朽ちたサクラがありました。ミズキは生きていました。強い木です。

 

4月、手鎌一つ持たずにこの場所に来て、のんきに写真を撮っていた自分に教えてあげたいです。

「さっさとその枯れた蔓を始末しないと、酷い目に遭うから」

今、酷い目に遭っています。

なぜか、昔旅行したカンボジアの遺跡を思い出しています。

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こういうの。

 

 

さて、

蔓を払って、ここまで来ました。

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林の中。は静かです。

初秋、昼下がりの里山。もとより、虫の声くらいしか聞こえません。

これは、だから、耳で感じる静寂ではなく。

 

さっき払った蔓、カーテンのように垂れ下がる蔓の外には、夏草の凄まじい生命力が溢れています。いや、もう、かんべんってくらい。

それが、林の中には及びません。

ここにいる木は静かです。草も静かです。

アオキがひっそりと実を結んでいます。

たぶん何年も前から、今と大して変わらない姿でここにあったんです。

ナンテンも、ヤツデも、きっと。

 

48番地は半年前に重機を入れました。115番地は5月の終わりに。

どちらも、ひと夏ですっかり夏草に覆われました。

林の中は変わりません。

まるで、時間の流れる速さが違っているようです。

 

 

夏草と闘って2週間が過ぎました。秋の風が吹いてきました。

そろそろこの闘いも終わりです。

 

と思ったら、

こんなものをみつけてしまいました。

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ああ、まだ終われない。