勤務を要しない日(1日目)
5日、東京に行っていました。
オフィスの仕事は8連休です。
私は非常勤で働いているので、1ヶ月の勤務時間に制限があって、毎月何日か「勤務を要しない日」というのがあります。
先の月曜、火曜、水曜がその「勤務を要しない日」。
で、8連休でした。
月曜日、午前8時
O建設さんから電話がありました。
「近くで工事をするので、車両を置かせてもらえますか?」
この、フェンスが回っている所を整地して、周りと同じ高さにするそうです。
ここは以前、Sさんが所有されていた土地です。
隣がうちの雑種地で、測量の立会をお願いしていたのですが、私がもたもたしている間にSさんが倒れて入院してしまいました。
その後、奥様も倒れて入院してしまいました。
遠方にお住まいの息子さんに連絡を取って、立会をお願いしました。ほんの数分の立会のために、はるばるお運びいただかなくてはいけない、法律のばかやろーな話です。
が、その後、私がもたもたしている間に売却されて、O建設さんの所有になりました。
境界確定の測量はO建設さんが、そして立会を私が、することになりました。
という土地の、造成工事を、
「今日から始めます」
そうです。
駐車場、どうぞ使ってください。ごはん食べたら私も行きます。蔓を引っ張りに。
月曜日、午前10時
蔓を引っ張っているところに、F建設さんから電話がありました。
「今から現地に行きます」
F建設さんには去年、この雑種地の整地をしていただきました。
廃車の撤去もしていただいて、それはそれはお世話になりました。
10日ほど前、資材置場に水たまりができたことを相談したら、
「時間があるときに見に行きます」
と言ってくださったのですが、それが「今から」ということで。
姪の言うこときいて、ポケットに携帯入れておいてよかったね。
水たまり。
この水を池に排出する許可はもらっています。
というか、「自然水を池に流すのに許可はいりません。勝手にやってください」ということで。
勝手にやる方法は2つあります。
①窪んだ部分を整地して、勾配をつくって排水する
これ、ちょっと費用がかかります。
竹の根元が高くなっているので、勾配をつくるには相当量の土が必要で、大型車両を手配しなくてはいけません。
②地下にパイプを埋めて池と繋ぐ
これで水は溜まらなくなります。地面の凹凸は残るので、土地の利用に支障が出ます。
でも、時間もコストも僅かです。
この工事、去年の整地のアフターメンテナンスということで、私の費用負担はありません。それだけに、コストのかかる方法はお願いしづらいんです。もともと、予定外の整地をご厚意でやっていただいたものですし。
でも、
土、ありますね、そこに。
50mほど先でO建設さんが工事をしてますよ。
ちょっと聞いてみましょう。
「O建設さん、ここの土、削った後どうするんですか?」
「しかるべき場所に運んで、産業廃棄物として処理します」
では、それ、
「私にください」
土を運ぶには費用がかかります。捨てるにも費用がかかります。
なので、話はあっさり。
こういうゲーム、好きです。あれやこれやがうまく運んで、みんなが得をするゲーム。
主に私が得をするゲーム。おもしろいです。
で、蔓を1時間ほど引っ張って帰宅しました。
スーツケースの荷解きはしてないし。冷蔵庫は空っぽだし。洗濯機はいっぱいだし。
山でおもしろいことばかりしているわけにもいきません。
月曜日、午後5時
設備業者さんから電話がありました。
「K町の工事が始まったよ」
K町どこ?知りません。
「畑の土がもらえるよ」
ああ、そう、その工事。
1ヶ月ほど前、ブルーベリーの用土に苦労していた時、設備業者さんとお会いしました。そのとき、畑をつぶして家を建てる工事があるので、土がもらえるかもしれない、というお話が。
その「かもしれない」が「もらえる」になったんですね。工事現場がK町なんですね。
翌日詳細を伺うことにしました。
これは、楽しみ。