グラウンドカバー通信(秋号)
崖の縁から庭の中央にかけて、草が生えてきました。
イチョウが立っているのが崖の際です。
切株の周りにあるのがカヤツリグサ。
しなやかな茎と葉の、美しい単子葉類です。
鮮やかな葉色の、柔らかい双子葉類です。
他にもいろんな草が生えていますが、私はこの2種類を大事にしています。
丈が低く、柔らかく、密集して生える草。がグラウンドカバーにいいんです。
カヤツリグサもコハコベも勝手に生えた草だけど、勝手に生えた草を放っておいてもグラウンドカバーにはなりません。
以前スベリヒユの群れがあったけど、楽しみにしていたのだけど、消えました。
後から生えてきた強い草に入れ替わりました。
なので、いてほしくない草は除きます。
棘とか、蔓とか、毒とか、やたらに太くなるのとか、高くなるのとか。
いてほしくない草を見分けるために、雑草図鑑を買いました。
で、私が植えた草は?
その後、どうなりました?
スナゴケは切株の根元に置きました。もしかしたら増えています。
タイムはなんとなく増えています。近くを歩くといい匂い。
ゲンノショウコは元気。ちゃんと育つ場所を与えてやれば、ちゃんと育つ子でした。
ローズマリーは後からこっそり植えました。階段の斜面を垂れ下がって覆うところを夢見て植えました。
のに、増えずに減っています。
斜面の土を耕すことができなくて、穴掘って埋めただけなのがいけなかった?
触るといい匂いがする素敵な草です。なんとかしようと思います。
こちらはリュウノヒゲ。
犬走りの周りに植えました。
なんとなく、ちょっとずつ増えてます。
ところで、犬は犬走りを走りません。砂利が嫌いなんですって。
こちらハイネズ。見えません。
ハコベをどけます。
でもハイネズ、カタログスペックではもっと大きくなったはずなんですよ。
ヒメイワダレソウ。は優秀で、カタログスペック通りに増えました。
けど、最近姿が見えません。
この中のどこかにいます。
いいんです。
目的は「丈の低い、柔らかい草で表土を覆う」ことだから、そういう草が勝手に生えてきたなら、それでいいんです。
というか、こうなることが判っていたら、ヒメイワダレソウ要らなかったね?
でも、楽天市場で1ポット100円のを110ポット買ったんです。
クレジットの引き落しができなくて(エアコン2台が大きかった)、支払いに面倒して、やっと買ったんです。
それを、住居表示のない家に届けてもらって、上腕骨外側上顆炎が痛いの我慢して植えたんです。
灼熱の日に。
だから、なんとかしたい。
ヒメイワダレソウの場合「他の草をどかす」ができません。
誰より細くて根の浅いこの草を残して、他の草を除くのが至難。
それに、カヤツリグサも、ハコベも、スズメノカタビラも、なんか判らない草も、このままここにあった方がいいです。
なので、逆を行きます。
こうやって、ここからヒメイワダレソウを抜き出すの。
これはね、宝探しの気分が味わえる嬉しい作業。
1ポット100円で買ったのが、2か月で4倍に増えました。ほくほく。
でもって、引っ越し。
犬走りの外の、リュウノヒゲの外の、裸地が新しい任地です。
ここは他の草に人気がないんです。重機でがちがちに固めちゃってますからね。
でも、頑張って耕しました。
優秀なヒメイワダレソウなら、この難しい場所で任務を果たしてくれるでしょう。果たしてください。
ということを、この数日やっています。
棘とか、蔓とか、毒とか、やたらに太くなるのとか、高くなるのとか、を抜いたり。
抜いた草を食べたり。
(やたらに太く、高くなるシロザはおひたしにしておいしいです)
石を拾ったり。
穴を掘ったり。
暑くなく、寒くなく、外で働くのが気持ちのいい季節。は長くないので、秋を惜しみながら、
ヒメイワダレソウを抜き出したり。
植えたり。
秋の日がこんなに、金色に眩しいのはなぜですか?
ひとつ、不思議な事があります。
先日肋骨を強打して、肋間神経痛(自己診断)がひどいのですが、寝ているときとか痛いのですが、
外仕事してるときは平気なの。