6月、畑で

知らない人から貰いました。

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「知らない人から貰っちゃダメです」

職場の人に叱られました。

「どうして知らない人がくれるの?」

 

えーと、

 

私は畑にいました。

ジャーマンアイリスの花茎を切っていました。

ちょきん。ちょきん。

 

ジャーマンアイリス、いっぱい咲きました。

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最初に咲いたのは黄色。5月6日。

4週間、次々咲いて、

1000は咲いたと思う。2000かも。

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道行く人達に、

「見事ですね」

褒められちゃったり。

「素敵なお花をありがとう」

お礼なんか言われちゃったり。

 

最後の花は薄紫。6月4日。

で、お終いになりました。

 

ちょきん。ちょきん。

花後の茎を切ります。

放っておくと種ができるのだけど、

種がなくても球根で増えるし、

球根を太らせるには種をつくらない方がいいのです。

スイセンもチューリップもそうなのです。

なので、

ちょきん。ちょきん。

切っていたら、

「お疲れさまです」

知らない人に声を掛けられました。

ジャーマンアイリス終わっちゃいましたね」

はい。

「本当に見事でした」

はい。

「2色咲きは嫌いですか?」

はい?

 

2色咲きって、こういうの。

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私の畑にはありません。

私の花は全部単色。

って、実は咲くまで判りませんでした。

貰った球根植えただけなんで。

咲くまで、どんな色か判りませんでした。

好きも嫌いもない。

けど、はい、好きです。

 

で、その人、

「よかったら持ってきます」

はい?

 

その人のお庭にジャーマンアイリスがあるそうです。

白と紫の2色咲きだそうです。

お庭が狭いので増えすぎても困るのだそうです。

「ここで一緒に咲かせて貰えたらいいなって」

それは、はい、いいな。

 

で、次の日、畑に行ったら置いてありました。

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知らない人に貰ってしまいました。

あっ、でも、お名前は聞いたので、近くにお住まいとも聞いたので、

ゼンリンマップで探して、後日挨拶に伺いました。

お庭も見せてもらいました。

ので、もう知らない人じゃないです。

 

ジャーマンアイリス終わりました。

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たくさん咲いてくれてありがとう。

なるほど、ここはムラなのでした

新年度、町会の班長を拝命しました。

50戸余りの町会の、10戸の班長

の、最初の仕事は町会費の徴収。

1戸1年19,150円。

って、高くない?

他に、神社のなんとかと、お寺のなんとかと、お墓のなんとかがあって、

こっちもそれなりの金額で、

高い と思います。

これは、でも、税金みたいなものと思って払っています。

が、

今日、固定資産税の納税通知書が来ました。

この家の固定資産税59,684円、からの軽減29,829円、の差引税額29,800円。

って、町会費(神社のなんとか等含む)より安いの。

なんとなく、がっかり。

いえ、税金をいっぱい払いたいわけじゃなく。

 

で、その町会費(神社のなんとか等は別)を班長が集めるわけですが、

いきなり行っても「ありません」言われるかもな金額だし、事前にお知らせを配ります。

「○月○日○時、集金に伺います」

これを各戸にポストイン。

10戸ですからね。

私を除けば9戸ですからね。

ちゃっと配ってしまいましょう。

夕方、帰宅して、日が暮れるまでの間に、ちゃっと。

 

・・・できませんでした。

 

たった9戸に手間取りました。

 

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この辺は区画整備された分譲地じゃありません。

区画はぜんぜん整備されてなく、

それぞれの家の敷地がそれぞれの形をしています。

そもそもが、ブルドーザーとか無い時代に、クワとモッコで拓いた土地で、

そこにそのまま、今も家があったりします。

 

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この、文化財のような素晴らしい家は私のお隣さん。

 

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こちら、別のお隣さんの蔵と作業小屋。

 

そう、1戸の家の敷地にいくつも建物があるのです。

蔵とか、作業小屋とか、納屋とか、隠居とか。

その作業小屋が、私の家より立派だったりするので、

どこからどこまでがどの家の敷地か判らないと、家と小屋の区別もつかない。

のですが、その敷地の規格がクワとモッコ仕様。

なので、

ポストどこですか?

 

うろうろしているうちに日が暮れて、すると、この辺は真っ暗になるのです。

人様の敷地に入り込み、家(とおぼしき建物)の周りを、懐中電灯で照らしながらポストを探す。

すごい不審者な私。

 

ということがありました。

 

そこを頑張ってお知らせを配って、その後会費も徴収して、お疲れ様、私。

そしたら後は回覧板を回すのと、年に数回の会合くらいで、班長の仕事、特に面倒なことはない。

 

と、聞いていたんです。

 

のに、なぜ、こんなことになるの?

 

訃報

先日のことです。

夕方、テラスでお茶を飲んでいたら、玄関のチャイムが鳴りました。

いらしたのは町会の、えー、Iさん。

Iさんいっぱいいるけど、シバザクラのきれいな家のIさん。

が、訃報を持ってみえました。

 

うちの班のIさん(シバザクラのIさんの親戚)のご隠居が亡くなられたとのことで、

葬儀を行なうにあたり、

寺迎え帳場受付の分担を決めるので、班員を招集してください」

「場所は故人の自宅、時間は明日午後7時です」

??

 

隣組

この辺では葬式を隣組で挙げるのだそうです。

最近は葬儀会社を使うことが多いし、今回もそうなのだけど、

葬儀会社に任せきりにはしなくて、精神は今も隣組で挙げる葬

隣組というのは町会の中の班です。

班長は私です。

(゜ロ゜)

 

翌日、夕方、

故人の家には祭壇が設えられてありました。

庭にものすごく太った猫がまるまっていました。

その猫のいる場所で、

「急に倒れた」

そうです。それまでお元気だったそうです。

享年85。

故人のお名前は覚えました。

喪主のお顔とお名前も、このとき。

 

用語解説

受付は普通に受付。

帳場は普通に言えば会計。

寺迎えという言葉は初めて聞きますが、これはお坊さんの送迎係。

昔は駕籠、今はレクサスで、お寺に迎えにあがります。

 

の分担を決め、

「皆様よろしくお願いします」

勧められたお酒は断って、故人の家を退去しました。

猫の姿は消えていました。

 

2日後、葬儀

集合は8時半、場所は故人宅。

そこから斎場に移動して、受付。

を滞りなく務め、15時帰宅。

寺迎えの人が送ってくれました。レクサスではなくプリウスで。

 

ということがありました。

 

ところで、この日は偶々仕事が休みだったのですが、勤務日だったらどうするの?

というのが気になっていたところ。

町会長に伺うと、

「無理はしなくていいです」

仰るのですが、

職場の友人は、

「仕事休んで行ってください。行かないとまずい

って、やっぱり?

 

ムラ

正直、私、因習的な付き合いは嫌いです。

神社のなんとか、お寺のなんとかを、町会で徴収するの、おかしいと思います。

市議会議員選挙で、町会の人が「ここに名前を書いてください」後援会入会申込書持ってローラーかけるの、まちがってると思います。

知らない人のお葬式で受付に立つとか、想像もしていませんでした。

 

なるほど、ここはムラなのです。

 

でも、住んで3年、

同じムラの人を知らないままでいたわけで、

めちゃくちゃ窮屈な付き合いをしてきたわけじゃない。

と考えて、折り合いをつけることにしました。

 

ところで今回、町会長にいっぱいお世話になりました。

班長が私じゃなければ楽だったはず。

なので、美術館のチケットをお届けしようと思います。

町会長、日本画がお好きとおっしゃっていたので。

さて、ポスト、すぐにみつかるでしょうか?

forget-me-not

ワスレナグサ

秋に発芽し、冬を超え、春に咲く耐寒性多年草

ですが、日本の夏を超えるのは難しく、夏に枯れます。

こぼれ種で増えます。

 

一昨年、テラスの前に植えました。

ピンクのとブルーのとがありました。

昨年、あちこちで咲きました。

テラスの前、玄関の周り、家の裏の犬走り。

 

犬走り

建物の周りの土じゃない部分のことです。

私の家の犬走りは砂利でできています。

砂利の下には雑草除けのシートが敷いてあります。

その、防草シートの上の砂利の中に咲きました。

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でもこれ、元の場所からは遠いです。

種が「こぼれる」距離じゃない。

でも、まあ、別に気にしませんでした。

その時は。

 

ワスレナグサ

今年も出てきました。

それが、元の場所のは消えて、玄関の周りのも消えて、裏の犬走りのだけ。

「こんなところじゃかわいそう」

思って、花壇に移しました。

ちゃんとした土に植え、水も欠かさずあげました。

今、元気に咲いています。

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ところで犬走り

にも咲きました。

花壇に移すとき、育ちの良いのを選んで、ひ弱な株は残したのですが、

それがちゃんと咲きました。

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どうやらワスレナグサ、この場所が好きみたい。

でも、どうやってここに来たのかな?

「こぼれる」距離じゃないのに。

気になって調べました。

 

ワスレナグサ

種が地面に落ちる前、動物の体について運ばれることがあるそうです。

 

ああ、それで。

 

この場所を、よく犬が歩いていたのです。

今うちにいる犬じゃなく、以前うちにいた犬。

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私がここに家を建てるために頑張っていたとき、

農地法3条申請

農地法5条申請

測量分筆登記

建築確認申請

のために畑を耕したり、

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草を刈ったり、

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蔓を払ったり、

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している間、ずっと一緒にいた犬です。

気立てがよくて、我慢強くて、甘えん坊の犬。

 

今、ウワズミザクラの木の下に眠っています。

 

ウワズミザクラ

今年も見事に咲きました。今日満開。

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ウワミズザクラの木の下から、犬走りのワスレナグサが見えます。

 

犬が運んだワスレナグサ

花言葉 私を忘れないで

 

はい、もちろん。

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花壇通信 改め ガーデン通信(4月号)

数日ストーブを焚く日があって、

仕舞い洗いした冬物を引っ張り出したり。

家がなかなか片付きません。

でも、ここ何日かは暑いくらいで。

先日、何かの間違いでムギワラトンボが飛んでいました。

 

さて本題。

「庭に小路をつくります」Kさんが言いました。

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花いっぱいの庭には小路が必要なのだそうです。 

 

ということで、作業開始

1日目

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テラスからイチョウまで、まっすぐな道ができました。

生えてる草を削っただけです。

この道、見た目は悪くないけど、機能性が

雨が降ったらぬかるみになりました。

大雨が降ったらたぶん川です。

 

ということで、2日目

インターロッキングブロックを敷きます。

インターロッキングブロックはその辺にあります。

何故あるかというと、

これをずっと放置してました。

 

で、これをどう敷くか、

縦に並べるか、横に並べるか

まっすぐいくか、くねくねさせるか、

ちょっと打ち合わせ。

まあ、Kさんのやりたいようにやっていただきます。

私はお手伝い。ブロックを運びます。

 

途中経過

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暑いんでね、こんなことずっとやってられません。

なので、

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タケノコやタラノメを採ったり、

 

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苗を植えたり。

 

ところで、

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左がKさん、右が私の植えたアヤメです。

元は一緒にあったものです。

何なんでしょうね?この違い。

 

なので、大切なものはKさんに植えてもらいます。

東京の友人が送ってくれたクリスマスローズとスズラン。

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実家からもらってきたイカリソウオダマキ

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Kさんご持参のあれこれ、

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私はお手伝い。土を運びます。

 

とやってるときに、犬が騒ぎだしました。

犬、その辺に、土嚢袋に繋がれています。

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これは我ながら良いアイデアで、犬と暮らすなら土嚢袋があるといいです。

土でも炭でも入れ、犬の好きな場所に置くのです。車にもそのまま乗せられます。

まあ、別に鉄アレイでもいいです。適当な重さのものなら、別に何でも。

 

その土嚢袋を引きずる勢いで、犬が走り出したのは、大好きな人が来たから。

雑貨屋さん。

が、ゆっくり斜面を上ってきました。

手には掘り上げたばかりのユキヤナギ

 

先日、雑貨屋さんの庭に見事なユキヤナギが咲いていたのです。

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それを、私が物欲しそうに見ていたのです。 

でも、私には、雑貨屋さんに頂いたキャラボクを枯らした過去があります。

という話を、以前Kさんにした覚えがあるのですが。

 

Kさん、素早くスコップを手に取って、

ざっくざっく、深めの穴を掘り、

じゃぶじゃぶ、たっぷりの水を張り、

その辺の土じゃなく、お金出して買った土(いつもはけちけち使っているの)を、1袋25リットル全部を投入。

格別丁寧に植え付けてくれました。

「これ、絶対枯らしちゃだめですよ」

はい。

 

とかいろいろあって、

日が暮れる頃、

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いや、まさかと思ったけど。

できちゃいました。

その、まさか

林の縁に薄紅の花が咲きました。

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あれ?こんな木あった?

 

木の花は毎年同じ場所に咲きます。

なので、毎年再会が嬉しい。

のですが、

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これは知らない花。

 

今回はPlantNetで調べます。

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Prunus persica?って、モモですか?

モモなら知ってます。

でも、私の知ってるモモとは違う。

モモったらこうでしょ?

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花が縦に並んで咲くのがモモ

じゃないんですか?

ずっとそう思ってましたよ。

まさか、フリースタイルなモモがあるとはね。

 

フリースタイルのモモ、とても素敵です。

私の山に咲いてくれてありがとう。

 

ところでこのモモ、

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去年も一昨年も見た覚えがありません。

のは何故でしょう?

 

①去年も一昨年も咲いていなかった

②去年も一昨年も咲いていたけど気づかなかった

さて、どっち?

 

 今年咲いた花

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私が植えたリンゴです。

2年前に2年生の苗を植えました。

それが、今年はじめて咲きました。

一緒に植えたもう一本はまだ咲きません。来年?

 

という事例から推測されるのが、①の可能性。

 

 

毎年咲く花

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これはアケビです。

今、山のあちこちに咲いています。

日頃ぼんやりしている私は、こういうものに気づかないことになっています。

タラノメを採りにきたWさんがみつけました。

「何?これ?きれい!」

私も見るのは初めてだけど、葉や蔓の形状からして、

アケビ?」

正解。

大きいのが雌花、いっぱいある小さいのが雄花だそうです。

なかなか趣のある花ですね。

これは一度見たら忘れません。

つまり、今まで見たことありません。

毎年ここに、私の通り道に咲いているのですが。

 

という事例から推測されるのが、②の可能性。

 

①と②、どっちもありそうなことです。

ところで、ひとつ思い出したことがあります。

 

2017年秋、

私はこの山で連日蔓と闘っていました。

 

蔓はいっぱいあるし、払った木もいっぱいあって、いちいち覚えちゃいないのですが、

この場所で、

そういえば記憶している木がありました。

 

 

まさか、その木が?

なんてことだったら、これはすごい、嬉しい。

と思ったのですが、

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その、まさか。