2週間の間に
更新に間が空きました。
2週間、CADをやっていました。
センターの授業、2週間で住宅一般構造を(駆け足で)、
次の2週間で建築法規を(駆け足で)やって、
年明けからパソコン実習になりました。
Microsoft Officeをさらっと触って、それからCADの演習。
私達のクラスは2種のCADを習います。Jw-cadとAutoCAD。
手始めにJw-cad。この基本操作を習いました。
私、CADに触るのは初めてです。
コマンドを覚えるのが大変ですね。何ができるソフトなのか、それが判るまでが大変。
でも、おもしろい。
毎日練習しました。センターの授業を6時間、そして、家に帰ってからも毎日(Jw-cadはフリーソフトです)、寝るまでずっと。
1週間くらいで操作を覚えて、「建築CAD検定2級の演習」に取り組みました。
4月に検定があるんです。受験は任意だけど、センターとしては受けてほしい。
ということで、どんなもんかとやってみました。
建築CAD検定2級
自らの持つ建築知識をもとに、CADシステムを使って建築図面を作成する実力を備えているかを問う。
という試験です。作る図面は2枚。
①1/100平面図をもとに1/50平面詳細図を完成させる
②平面図、断面図、屋根伏図、透視図(S=1/100)をもとに立面図(S=1/50)を完成させる
これをちょっと見てみましょう。まずは①、
これ⇑を元に、
これ⇑を描くわけですが、
浴室と洗面室のドア、1/100では同じに描いてあるけど、1/50では違っています。
受験者は「浴室にはアルミサッシが入る」と判断して、ガラスとかサッシ枠とか描かなくてはいけません。アルミサッシってばやたら細かいです。
この細かい部品はJw-cadのツールにあるので、普通は自分で描いたりしません。でも、試験なので描きましょう。
という問題。
そして②、1/50立面図、
①で描いた平面詳細図を元に、それと断面図と屋根伏図と透視図を参照して、
これ⇑を描きます。
この問題には参照図がいっぱいあって、ここには載せきれないけど、興味のある方は⇓を見てください。
これがね、私には描けないんですよ。
左の屋根から始めました。丁寧に描いたのに長さが合わなくて、
描き直したら奥行きが合わなくて、
また描き直したら、長さも奥行きも合ったと思ったら、2階の屋根を1階につけていました。
という具合。
自分でもびっくりです。
びっくりするくらい頑張りました。
2週間、毎日、帰宅してから寝るまでずっと頑張って、
なのに、描けない。
唐突ですが履歴書の話をします。
履歴書には資格欄というのがあります。この欄の記載、私は1行です。
普通自動車運転免許(AT限定)
2年前に免許を取って1行書けるようになりました。
それまで免許を持たなかった理由は、
必要ないから(東京に住んでいましたからね)だけど、
行きたいところに行けないからでもあります。
東京にいたときの私の、主な移動手段は自転車でした。自転車は好き。
そして、ときどき、思いがけないところに行っていました。
例えば、
A国分寺駅から、B小金井公園の近く(当時の住まい)に向かっていたのに、気がついたらC立川にいました。
途中で雨が降り出して、それが驟雨で、しかもタイヤがパンクして、忘れられない思い出です。
とか、
A井の頭公園の近く(当時の住まい)と、B小金井公園の付近を往復したときは、線路に沿って走れば帰れるはずなので、線路に沿って走りました。なぜだかC調布のあたりに行っていました。
この日は6時間自転車を漕ぎました。そんなに漕ぎたかったわけじゃないけど漕ぎました。根性はあります。
私にないのは空間認知の力です。
さて、センターの授業、今週でJw-cadの演習が終わりました。
カリキュラムの終了ごとに到達度テストがあって、今回私がもらった評価はA。
そう、操作はできます。
でも、図面は描けません。
平面図を立面図に起こすには、もちろん空間認知力が必要です。
私が描けない図面に取り組んでいた間にも、季節は動いていました。
3日に1分ずつ、日の出が早くなり、
最近は、家を出る頃にはすっかり明るいです。
1日1分ずつ、日の入りが遅くなり、
帰ったときもまだ明るい。
玄関を開けると飛び出してくる犬を誘って、ちょっとその辺を歩いたりします。
春が、ご褒美のように近づいています。