スズメバチについて、興味深いことを
アレチウリの花が咲きました。
たっぷりの蜜でハチを呼ぶ花です。
とりわけスズメバチに人気があるそうで。
って?
スズメバチって肉食じゃなかった?
時速30キロで飛び、クモだのハエだのミツバチだのを捕まえて、噛み砕いて肉団子にしちゃう、コガネムシまで噛み砕いて肉団子にしちゃう、ハンターじゃ?
が、なんで花蜜なんか舐めてるの?
という疑問がわきました。
アレチウリと闘って4度目の夏。
スズメバチの生態
について調べました。
念のため、私の畑でハチの群れは見かけません。
ここは以前スズメバチの巣を取った場所ですが、
ハチはいません。今は。
まあ、ハチを呼ぼうが呼ぶまいが、アレチウリが私の敵であることに変わりはありません。
話が逸れました。本題。
スズメバチの生態
スズメバチは凄腕のハンターです。
時速30キロで飛び、クモだのハエだのミツバチだのを捕まえて肉団子にします。コガネムシまでばりばり噛み砕いて肉団子にします。
けど、自分では食べません。
肉団子は巣に持ち帰って幼虫に与えます。
で、成虫の食料は?というと、
幼虫が分泌する「栄養液」ですって。
実は、成虫は固形物が食べられないのです。
ウエストが細すぎて。
固形物が通過できないと。
なので、肉団子から栄養液を精製するケミカルプラントな幼虫が、成虫の活動を支えているのです。
へー?
で、その幼虫™の栄養ドリンクが足りないときとか、しかたがないので花蜜とかを摂るそうです。
へぇー?
で、スズメバチの口はばりばり獲物を噛み砕く口で、舌が短く、蜜を吸うのは上手じゃないので、吸える花が限られるそうです。
アレチウリは花びらが小さくて、短い舌でも蜜腺に届きやすくて、そして、たくさんの花が密集して咲くので、スズメバチに人気なのです。
へえぇー?
なんて、感じ入ってる場合じゃないの。
花の後には実がなります。
これが1株に数百から数万。
そしたらとっても、
とっても、とっても、
やっかいなことになるのです。
阻止しなきゃ。
そしてやっと買いました。チェーンソー。
ずっと欲しいと思っていました。
オートロックのマンションに住み、満員の通勤電車に乗り、インテリジェントビルに通っていた4年前から。
「山で暮らすなら、チェーンソー欲しいよね」
思っていました。
でも、私に使えるかどうかが判らなくて。
とても危険な道具と聞きます。
試しにあなたも「チェーンソー欲しい」言ってみてください。もしお持ちじゃないなら、ね。
きっと周りの人たちに「危ない、やめろ」言われるでしょう。
私はそのうえ「危ない奴、やめてくれ」言われましたよ。
この山には何度か伐採が入っているので、チェーンソーの作業、見る機会はありました。
プロの手並みはすばらしく、私はうっとり眺めたものでした。
でも、自分に同じことができると思ってはいけません。
プロの道具も、ちょっと触らせてもらうのはいいけど、エンジンの止まっている時だけね。
親切な作業員さんが触らせてくれたのは、自動車で言えばV8くらいの奴です。そんなの私に使える筈ないので、
どこかにありますか?私に使えるチェーンソー?
さて、私は電気ノコギリを持っています。
竹を切るために買いました。電気ノコギリで竹が切れます。
でも、枯れ竹は切れません。切ろうと思えば切れるけど、
1本切って、倒して、2メートルくらいに玉切りしたら、右手にきました。
私、右手に腱鞘炎を持っています。えと、上腕骨外側上顆炎は左腕ね。
これは竹の変遷の写真です。
6月の朝、出勤前にその辺を見回って、②伸びたタケノコを見つけ次第手あたり次第切り倒すには、電気ノコギリは良い道具です。
①タケノコを採るにも、採ったタケノコを料理するにも、大変有用。
ですが、④一人前の竹を切るのはしんどいし、⑤枯れ竹はかなり無理なので、
やっぱりチェーンソー欲しいです。
どんなのがありますか?私に合うチェーンソー?
なんて考えて過ごす日々。
そんなある日のことでした。
夕暮れに、テラスでお茶を飲んでいたところに、ダンディなご老人の訪問を受けました。
ありきたりの灰色の作業着を、すっと背筋を伸ばして、たいそう格好よく着こなした方。
のご用件は、
「畑の桑の枝を切らせてください」
「はい」お答えしたのですが、
あれ?
その桑、去年「切ってください」言われた桑です。
私の畑の隅っこに、なぜだか桑の木があって、それが隣地に枝を張り出して、ご迷惑をおかけしています。
手前、雑草にまみれてるのが私の畑で、奥の美しく整備されているのがご老人の畑。
間にあるのが桑の木ね。
この桑の枝を、去年「切ってください」と言われ、
「はい」と答え、
でも、私の技量じゃ切れなくて、
誰かに頼もうと思っているうちに、ごめんなさい、忘れてしまいました。
ことを思い出しました。ごめんなさい。
ご老人が切ってくださるのですか?ありがとうございます。
でも、どうやって?
翌日、私はご老人が木を切るところを見に行きました。
うちの桑ではなく、ご自身の山の木。を切るのを見せてもらいました。
ご老人は小型のチェーンソーをお使いでした。自動車で言えば3気筒くらいの奴。
まだ新しく、「この間買ったばかり」ですって。
「近所のホームセンターで、一番小さいのを買いました」ですって。
それを、ちょっと、私も触らせてもらいました。
「燃料を吸い上げて、スイッチを入れ、チョークを引いて、スターターを引く」
で、始動。
「スロットルを握る」
で、チェーンが回転します。
それを、径7センチくらいの枝に当てたら、
一瞬です。
使える
思いました。
即刻、近所のホームセンターに走りました。
ご老人のお持ちのと同じ機種がありました。
それが、その日から売り出しになっていて、お安くもなっていたのです。
これ、買いなさいってことだよね?
実はずっと欲しかったのです
春にタケノコをたくさん採りました。
近所の人にも採ってもらいました。
その人に言われました。
「藪の中が歩きにくい」
はい。知っています。
「ちょっと片づけた方がいい」
はい。できるなら。
そうしたいと思っています。できるなら。
簡単じゃない理由
竹にはいろんな姿があります。
①タケノコ、②伸びたタケノコ、③タケノコから竹になるところ、④一人前の竹、⑤枯れ竹
番号の順に硬くなります。
④一人前の竹1本を切る手間で、②伸びたタケノコ10本切れます。
というのは、電気ノコギリを使った時の実測値。
ちなみに⑤枯れ竹を電気ノコギリで切るのは現実的ではありません。私は切りたくありません。
そして、これが重要なのですが、
切った①②タケノコは数週間で分解します。その辺に放っておけばよいのです。
④⑤竹は何年たってもそのままです。
これはいつ、誰が切った竹ですかね?
この山にはこういうのがたくさんありました。
全部有益な竹炭にいたしました。
まあ、これは藪の外にあったものです。
藪の中は、
長い長い竹が3次元で散らかっていて、
しかも、
判ります?けっこうな傾斜。
この林床を「ちょっと片づける」のは簡単じゃありません。
棹の長さは20m、乾燥重量は20㎏、先にはかさばる枝が付いていて、それがあちこち引っかかって、
の代物を、藪から引きずり出すのが至難。
私一人でできる気がしません。
でも、私は一人しかいないので。
さてどうしましょう?
と、ずっと考えてきました。
考えた結果の
解がこちら。
買っちゃいました。チェーンソー。
チェーンソーがあれば、
長い長い棹を短く切れます。
かさばる枝も落とせます。
そしたら、竹を藪から出せます。
一人でも。
実はずっと欲しかったのです。
夏休み工作教室(その2)
1日目
①まずは1×4材を接合して、しかるべきサイズの板を作ります。
っと、この写真、釘を使ってますね。
釘は軽くすっぽ抜けたので、後でビスに打ち替えました。
でも、釘を先に打っておくと、ビスが楽です。
という発見があったので、失敗もよいこと。
②しかるべきサイズの板が揃ったら、箱の形を作ります。
ここ、ちょっと人手を借りました。
左手に釘、右手に金槌を持ちながら、板を支えるのは難しいので、人手があると助かります。
もしなかったら、こういうの ↓ を使うところ。
まあ、やり方はいろいろあります。
2日目
③箱の内側を塗装します。
もちろん、接合する前に塗装した方がよいのです。
人手があるときに接合したので、この順番になりました。
3日目
④外側を塗装します。
内側とは塗料を変えてみました。
気に入るものがみつかるまで、いろいろ試したいのです。
で、試しに使った今回の塗料、どちらも気に入りました。
内側がシリコンアクリル樹脂塗料。木の表面をしっかりコートするタイプ。
外側がキシラデコール。塗膜を作らず、木材に浸透して保護する塗料。
どちらも水性です。
どちらも気に入ったので、これからも両方使っていきます。
できました。
双子のゴミ箱
ゴミ箱が2つになりました。
なぜ2つかというと、生ゴミ用の他に、焚きつけ用も欲しくなったから。
秋になったら竹を焼きます。
その時の焚きつけ用に、トイレットペーパーの芯とか、お皿拭いた後のキッチンペーパーとか、大事に集めておこうの箱。
灯油保管箱
が、欲しいと思いました。
私は灯油タンクを3つ持っています。
このコンテナにちょうど納まります。
けど、蓋が閉まりません。
かさばるポンプが付いているからです。
かさばるポンプを付けなきゃいいのだけど、
これ、やっと巡り会ったポンプです。
私、灯油ポンプには遍歴があって、
液だれするとか、ちょっとその辺に置きたいのに置けないとか、しょっちゅう電池がなくなるとか、買って数日で壊れるとか、
不幸な出会いを繰り返してきました。
でも、それはもう過去の話。
これからはこのポンプと生きていきます。
は、灯油保管箱のついでで作りました。
灯油保管箱と幅/奥行が一緒で、高さだけ変えてあります。
あと、蝶番で蓋を留めてあります。
灯油保管箱も蝶番つける予定だったけど、お店に在庫がなかったの。
自分が使うだけの物ならつけなくていいや、って思いました。
人に使ってもらう物は、ちょっと丁寧に。
でも、ついで。
ついでなので、裁断図 ↓ は1枚。
設計図 ↓ も1枚です。
玄関に置いてみました。
色もサイズも玄関に合っていますが、これは偶々。
塗料は塗ってみるまでどんな色が出るか判りません。
そして、宅配ボックスの置き場所は右下の砂利の上です。
草、むしらなきゃ。
まあ、せっかく色とサイズが合ったので、ちょっとここに置いてみました。
の写真。
ということで、4つの箱を作りました。
たったこれだけの作業に、なんと3日もかかりました。
暑かったからです。
日中は外になんか1ミリも出たくない暑さ。
夏休み工作教室とか謳ったけど、夏じゃない方がよかったです。