花の秋

115番地 畑

去年はなかった木です。

f:id:aldertree:20200922073157j:plain

春に実生で出てきました。

あやうく刈払機で撫で斬るところでしたよ。

一夏でみごとに育ちました。

ハギ

f:id:aldertree:20200922073232j:plain

秋の風が似合う花です。

 

 

1番地 資材置き場

近くで見るときれいな花です。

f:id:aldertree:20200922073302j:plain

そのうえ、とてもいい匂い。

ふくいくとしたブドウのような。

クズ

実は、あまり目立たない花です。

f:id:aldertree:20200922073346j:plain

このトゥデイにもたくさん咲いているのですが、判ります?

ちょっとズームしてみましょう。

f:id:aldertree:20200922073415j:plain

ほら、いっぱい。

 

ところでこのクズ、放っておいていいのかな?

人に貸してあるとはいえ、うちの土地なので、ちょっとだけ気にしてみました。

まあ、この辺ではある光景です。

スズメバチについて、興味深いことを

アレチウリの花が咲きました。

f:id:aldertree:20200912214644j:plain

たっぷりの蜜でハチを呼ぶ花です。

とりわけスズメバチに人気があるそうで。

って?

スズメバチって肉食じゃなかった?

時速30キロで飛び、クモだのハエだのミツバチだのを捕まえて、噛み砕いて肉団子にしちゃう、コガネムシまで噛み砕いて肉団子にしちゃう、ハンターじゃ?

が、なんで花蜜なんか舐めてるの?

という疑問がわきました。

アレチウリと闘って4度目の夏。

 

スズメバチの生態

について調べました。

念のため、私の畑でハチの群れは見かけません。

f:id:aldertree:20200912214529j:plain

ここは以前スズメバチの巣を取った場所ですが、

ハチはいません。今は。

まあ、ハチを呼ぼうが呼ぶまいが、アレチウリが私の敵であることに変わりはありません

 

話が逸れました。本題。

 

スズメバチの生態

スズメバチは凄腕のハンターです。

時速30キロで飛び、クモだのハエだのミツバチだのを捕まえて肉団子にします。コガネムシまでばりばり噛み砕いて肉団子にします。

けど、自分では食べません。

肉団子は巣に持ち帰って幼虫に与えます。

で、成虫の食料は?というと、

幼虫が分泌する「栄養液」ですって。

実は、成虫は固形物が食べられないのです。

エストが細すぎて。

f:id:aldertree:20200912215046j:plain

固形物が通過できないと。

 

なので、肉団子から栄養液を精製するケミカルプラントな幼虫が、成虫の活動を支えているのです。

 

へー?

 

で、その幼虫™の栄養ドリンクが足りないときとか、しかたがないので花蜜とかを摂るそうです。

 

へぇー?

 

で、スズメバチの口はばりばり獲物を噛み砕く口で、舌が短く、蜜を吸うのは上手じゃないので、吸える花が限られるそうです。

アレチウリは花びらが小さくて、短い舌でも蜜腺に届きやすくて、そして、たくさんの花が密集して咲くので、スズメバチに人気なのです。

 

へえぇー?

 

なんて、感じ入ってる場合じゃないの。

花の後には実がなります。

f:id:aldertree:20200912215206j:plain

これが1株に数百から数万。

そしたらとっても、

とっても、とっても、

やっかいなことになるのです。

 

阻止しなきゃ。

暑いと何もしたくないです

ヤマゴボウが実を結んでいます。

f:id:aldertree:20200902211704j:plain

 

アレチウリが蔓を伸ばしています。

f:id:aldertree:20200902211733j:plain

 

ヨモギに花が咲きました。

f:id:aldertree:20200902211804j:plain

 

「もう少し待って」

車の中から、ちらり見ながら通り過ぎます。

その窓を、びしびし、ササが叩きます。

f:id:aldertree:20200902211838j:plain

「君も、まあ、待ちたまえ」

 

涼しくなったらお相手します。

あと数日だと思うのです。

秋になるまで。

 

 

グラウンドカバー通信(ナギナタガヤが枯れました)

秋に発芽し、冬を越し、春に大きく広がります。

ナギナタガヤ

夏に枯れます。

f:id:aldertree:20200828190420j:plain

 枯れて倒れたナギナタガヤが地面を覆うと、他の草が生えなくなる

――そうです。

そのために、雑草防除のために蒔かれることもあります。

 

でも、私の庭は、 

f:id:aldertree:20200828193959j:plain

 

今繁っているのはナギナタガヤとは別のカヤ。

たぶん背の高くなるやつです。

ときどき、地表の10㎝くらいを刈払機で撫でておくと、良いグラウンドカバーになります。

これを良いというと異論があるだろうけど、

私には充分。

犬も喜んでますし。

 

 

そしてやっと買いました。チェーンソー。

ずっと欲しいと思っていました。

オートロックのマンションに住み、満員の通勤電車に乗り、インテリジェントビルに通っていた4年前から。

「山で暮らすなら、チェーンソー欲しいよね」

思っていました。

でも、私に使えるかどうかが判らなくて。

 

とても危険な道具と聞きます。

試しにあなたも「チェーンソー欲しい」言ってみてください。もしお持ちじゃないなら、ね。

きっと周りの人たちに「危ない、やめろ」言われるでしょう。

私はそのうえ「危ない奴、やめてくれ」言われましたよ。

 

この山には何度か伐採が入っているので、チェーンソーの作業、見る機会はありました。

f:id:aldertree:20200821175804j:plain

 

プロの手並みはすばらしく、私はうっとり眺めたものでした。

でも、自分に同じことができると思ってはいけません。

プロの道具も、ちょっと触らせてもらうのはいいけど、エンジンの止まっている時だけね。

親切な作業員さんが触らせてくれたのは、自動車で言えばV8くらいの奴です。そんなの私に使える筈ないので、

どこかにありますか?私に使えるチェーンソー?

 

さて、私は電気ノコギリを持っています。

竹を切るために買いました。電気ノコギリで竹が切れます。

でも、枯れ竹は切れません。切ろうと思えば切れるけど、

1本切って、倒して、2メートルくらいに玉切りしたら、右手にきました。

私、右手に腱鞘炎を持っています。えと、上腕骨外側上顆炎は左腕ね。

 

これは竹の変遷の写真です。

f:id:aldertree:20200819215323j:plain

6月の朝、出勤前にその辺を見回って、②伸びたタケノコを見つけ次第手あたり次第切り倒すには、電気ノコギリは良い道具です。

①タケノコを採るにも、採ったタケノコを料理するにも、大変有用。

ですが、④一人前の竹を切るのはしんどいし、⑤枯れ竹はかなり無理なので、

やっぱりチェーンソー欲しいです。

どんなのがありますか?私に合うチェーンソー?

 

なんて考えて過ごす日々。

 

そんなある日のことでした。

夕暮れに、テラスでお茶を飲んでいたところに、ダンディなご老人の訪問を受けました。

ありきたりの灰色の作業着を、すっと背筋を伸ばして、たいそう格好よく着こなした方。

のご用件は、

「畑の桑の枝を切らせてください」

「はい」お答えしたのですが、

あれ?

その桑、去年「切ってください」言われた桑です。

 

私の畑の隅っこに、なぜだか桑の木があって、それが隣地に枝を張り出して、ご迷惑をおかけしています。

f:id:aldertree:20200821182352j:plain

手前、雑草にまみれてるのが私の畑で、奥の美しく整備されているのがご老人の畑。

間にあるのが桑の木ね。

この桑の枝を、去年「切ってください」と言われ、

「はい」と答え、

でも、私の技量じゃ切れなくて、

誰かに頼もうと思っているうちに、ごめんなさい、忘れてしまいました。

ことを思い出しました。ごめんなさい。

 

ご老人が切ってくださるのですか?ありがとうございます。

でも、どうやって?

 

翌日、私はご老人が木を切るところを見に行きました。

うちの桑ではなく、ご自身の山の木。を切るのを見せてもらいました。

ご老人は小型のチェーンソーをお使いでした。自動車で言えば3気筒くらいの奴。

まだ新しく、「この間買ったばかり」ですって。

「近所のホームセンターで、一番小さいのを買いました」ですって。

それを、ちょっと、私も触らせてもらいました。

「燃料を吸い上げて、スイッチを入れ、チョークを引いて、スターターを引く」

で、始動。

「スロットルを握る」

で、チェーンが回転します。

それを、径7センチくらいの枝に当てたら、

f:id:aldertree:20200821183057j:plain

一瞬です。

使える

思いました。

 

即刻、近所のホームセンターに走りました。

ご老人のお持ちのと同じ機種がありました。

それが、その日から売り出しになっていて、お安くもなっていたのです。

これ、買いなさいってことだよね?

実はずっと欲しかったのです

春にタケノコをたくさん採りました。

近所の人にも採ってもらいました。

f:id:aldertree:20200819215221j:plain

その人に言われました。

「藪の中が歩きにくい」

はい。知っています。

「ちょっと片づけた方がいい」

はい。できるなら。

そうしたいと思っています。できるなら。

 

簡単じゃない理由

竹にはいろんな姿があります。

f:id:aldertree:20200819215323j:plain

①タケノコ②伸びたタケノコ③タケノコから竹になるところ④一人前の竹⑤枯れ竹

番号の順に硬くなります。

④一人前の竹1本を切る手間で、②伸びたタケノコ10本切れます。

というのは、電気ノコギリを使った時の実測値。

ちなみに⑤枯れ竹を電気ノコギリで切るのは現実的ではありません。私は切りたくありません。

 

そして、これが重要なのですが、

切った①②タケノコは数週間で分解します。その辺に放っておけばよいのです。

④⑤竹は何年たってもそのままです。

 

f:id:aldertree:20200819215459j:plain

これはいつ、誰が切った竹ですかね?

この山にはこういうのがたくさんありました。

全部有益な竹炭にいたしました。

 

 

まあ、これは藪の外にあったものです。

 

藪の中は、

f:id:aldertree:20200819215655j:plain

長い長い竹が3次元で散らかっていて、

しかも、

f:id:aldertree:20200819215810j:plain

判ります?けっこうな傾斜。

 

この林床を「ちょっと片づける」のは簡単じゃありません。

棹の長さは20m、乾燥重量は20㎏、先にはかさばる枝が付いていて、それがあちこち引っかかって、

の代物を、藪から引きずり出すのが至難。

私一人でできる気がしません。

 

でも、私は一人しかいないので。

 

さてどうしましょう?

 

と、ずっと考えてきました。

 

考えた結果の

解がこちら。

f:id:aldertree:20200819215931j:plain

買っちゃいました。チェーンソー。

 

チェーンソーがあれば、

長い長い棹を短く切れます。

かさばる枝も落とせます。

そしたら、竹を藪から出せます。

一人でも。

 

実はずっと欲しかったのです。

 

夏休み工作教室(その2)

1日目

①まずは1×4材を接合して、しかるべきサイズの板を作ります。

f:id:aldertree:20200811205241j:plain

っと、この写真、釘を使ってますね。

釘は軽くすっぽ抜けたので、後でビスに打ち替えました。

でも、釘を先に打っておくと、ビスが楽です。

という発見があったので、失敗もよいこと。

 

②しかるべきサイズの板が揃ったら、箱の形を作ります。

f:id:aldertree:20200811205346j:plain

ここ、ちょっと人手を借りました。

左手に釘、右手に金槌を持ちながら、板を支えるのは難しいので、人手があると助かります。

もしなかったら、こういうの ↓ を使うところ。

f:id:aldertree:20200811205721j:plain

まあ、やり方はいろいろあります。

 

2日目

③箱の内側を塗装します。

f:id:aldertree:20200811210012j:plain

もちろん、接合する前に塗装した方がよいのです。

人手があるときに接合したので、この順番になりました。

 

3日目

④外側を塗装します。

f:id:aldertree:20200811210057j:plain

内側とは塗料を変えてみました。

気に入るものがみつかるまで、いろいろ試したいのです。

で、試しに使った今回の塗料、どちらも気に入りました。

内側がシリコンアクリル樹脂塗料。木の表面をしっかりコートするタイプ。

外側がキシラデコール。塗膜を作らず、木材に浸透して保護する塗料。

どちらも水性です。

どちらも気に入ったので、これからも両方使っていきます。

 

できました。

双子のゴミ箱

f:id:aldertree:20200811210503j:plain

ゴミ箱が2つになりました。

なぜ2つかというと、生ゴミ用の他に、焚きつけ用も欲しくなったから。

 

秋になったら竹を焼きます。

その時の焚きつけ用に、トイレットペーパーの芯とか、お皿拭いた後のキッチンペーパーとか、大事に集めておこうの箱。

 

灯油保管箱

が、欲しいと思いました。

 

私は灯油タンクを3つ持っています。

このコンテナにちょうど納まります。

f:id:aldertree:20200811210827j:plain

けど、蓋が閉まりません。

かさばるポンプが付いているからです。

かさばるポンプを付けなきゃいいのだけど、

これ、やっと巡り会ったポンプです。

 

私、灯油ポンプには遍歴があって、

液だれするとか、ちょっとその辺に置きたいのに置けないとか、しょっちゅう電池がなくなるとか、買って数日で壊れるとか、

不幸な出会いを繰り返してきました。

でも、それはもう過去の話。

f:id:aldertree:20200811211003j:plain

これからはこのポンプと生きていきます。

 

宅配ボックス

は、灯油保管箱のついでで作りました。

灯油保管箱と幅/奥行が一緒で、高さだけ変えてあります。

あと、蝶番で蓋を留めてあります。

f:id:aldertree:20200811211143j:plain

灯油保管箱も蝶番つける予定だったけど、お店に在庫がなかったの。

自分が使うだけの物ならつけなくていいや、って思いました。

人に使ってもらう物は、ちょっと丁寧に。

 

でも、ついで。

 

ついでなので、裁断図 ↓ は1枚。

f:id:aldertree:20200811212159j:plain

 

設計図 ↓ も1枚です。

f:id:aldertree:20200811212131j:plain

 

玄関に置いてみました。

f:id:aldertree:20200811212525j:plain

色もサイズも玄関に合っていますが、これは偶々。

塗料は塗ってみるまでどんな色が出るか判りません。

そして、宅配ボックスの置き場所は右下の砂利の上です。

草、むしらなきゃ。

まあ、せっかく色とサイズが合ったので、ちょっとここに置いてみました。

の写真。

 

ということで、4つの箱を作りました。

たったこれだけの作業に、なんと3日もかかりました。

暑かったからです。

日中は外になんか1ミリも出たくない暑さ。

夏休み工作教室とか謳ったけど、夏じゃない方がよかったです。