夏休み工作教室(その1)
週に2回のゴミ捨ての朝、車にゴミを載せて出勤しました。
途中で捨てるつもりでした。
忘れました。
えと、生ゴミです。
2度目です。
以前にもやりました。その時は冬でよかった。
だけど、持って出たのを忘れたのは2度だけど、
そもそもゴミ捨て日を忘れることもあって、
これは2度どころではなくて、
、、、実は先月やりました。
この家を、私はたいそう気に入って住んでいるのですが、
時々嫌な住み心地の家になります。
捨てはぐったゴミ、外に出してしまえればいいのだけど、
カラスがいるのです。
カラス――この山の最強の生き物です。
この生き物と戦って勝てるのは大型の猛禽くらい。
大型の猛禽はこの山にいないので、
カラス最強。
最強の生き物がゴミを漁るとか、品位に欠けると思います。
やめてほしいと思います。
ということを、ゴミを捨てはぐった朝の職場で愚痴っていたら、
「外置きのゴミ箱作ったら?」
言われました。
「作る?私が?」
はい、作れます。簡単です。
家の中でゴミの匂いを嗅いで暮らすより、外にゴミ箱作る方が正しい。
なんて簡単なこと、なんで思いつかなかったの?私?
その日の勤務時間は、頭の中でゴミ箱の絵を描いて過ごしました。
すみません、考えごとする時間あるんです。そういう仕事で。
で、
形、大きさ、素材、作業工程まで、退勤前にすっかり描けました。
で、
家に帰って図面に起こしました。
これね。
針葉樹合板1枚で作ります。
生ゴミを入れるので、汚れたらホースで水掛けて洗いたいので、底に排水溝を切ります。
接合は半ネジで。塗装は耐光性・耐水性の高い塗料で。
ということで、
休日の朝、買い出しに行きました。
えーと、
いっぱい買いました。
針葉樹合板を1枚、じゃなくて4枚。
他にも、1×4材とか。
他にも思いついちゃったんです。
生ゴミ入れの他にも、いろいろ。
今日から作ります。
おしまいのアイリス
先日アヤメの話を書きました。115番地のアヤメです。
アヤメは私の好きな花で、ずっと欲しかった花で、種を蒔いたけど育たなくて、
それが、知らない間にたくさん育っていました。
という話。
115番地は見通しがよいのだけど、それは、えー、ちゃんと手入れしてあればの話。
うっかりすると2メートル級の草が林立して、見通しどころじゃなくなります。
で、そのうっかりの結果の立入困難区域でアヤメが咲いていました。
私ってば、自分の「欲しい」が実現したことに気づかずにいたんです。
ことを反省し、ちゃんと草を刈りました。毎日見に行くことにしました。
今日の様子。
これが最後の花です。
花の終わった茎はすぐに切るのがいいそうです。
切りました。
145本ありました。花殻の数は334。
ほんとうに、よく咲いてくれました。
ところで115番地といえば、去年の秋、ジャーマンアイリスを植えたのでした。
道路沿いの、たいそう見通しの良いところに、200株。
私が植えたものだもん、ろくに育たなくて不思議はないのだけど。
育ってます。
なぜって、
ジャーマンアイリスは植えてから2年目に咲きます。
ということで、来年を楽しみにしていたのだけど。
咲きました。
最初に咲いた黄色い花は雑貨屋さんの食卓に飾ってもらいました。
だってこれ、雑貨屋さんの花です。
今年咲いたのは5本。
来年はたくさん咲くでしょう。
115番地にジャーマンアイリスとアヤメ、あとキショウブが咲きました。
48番地にダッチアイリス、93番地にシャガが咲きました。
そろそろみんなおしまいです。
グラウンドカバー通信(2度目の5月)
この日から、
20ヵ月が経ちました。2度目の5月。
思ったとおりにはなりません。
ハイネズも、リュウノヒゲも消えました。
ヒメイワダレソウも、クリーピングタイムもです。
だけじゃないです。
皆さん、どこへ行ってしまったの?
もう全然、思ったとおりじゃないです。
でも、
願ったとおりになりました。
めざしたのはこの風景。
ねえ、かなり近い。
この季節、景色がどんどん変わります。
物干し台を作った時、枯色だった庭が、
テーブルを作った時、緑づいていて、
ねえ、今はこんな。
でも、いちおう書いておきます。
この景色は、たぶん今だけ。
このうっとりする美しい草、
たぶんじき枯れます。
この草、一昨年庭に生えてきました。
秋に小さなかたまりで生えてきて、冬の間ずっとありました。
春にあちこちに増えて、
それを、私はせっせと移植して、美しい緑化斜面を完成させました。
去年の5月です。
6月にあっさり枯れました。
草の素性が判らなくて、枯れた理由も判らなくて、おたおたしたのだけど。
「斜面の草はナギナタガヤっぽい雰囲気ですね」
教えてくださる方がいて。
ナギナタガヤは初夏に枯れます。
去年6月、
枯れた草の種を集めて蒔きました。庭いちめんに蒔きました。
その後、この庭は丈の高いカヤに覆われたのですが、
さて、今年はどうなるでしょう?
この草が、ナギナタガヤだったら、
こんなにたくさんに広がったのがナギナタガヤだったら、
この夏、私は新しい景色を見ることになるのですが。
そして、私が手に入れたもの
5月、あっという間に景色が変わります。
そして115番地の、この光景。
おかしいな?去年草刈りした筈だけど?
奥の方、つんつん立ってる白っぽいの、枯草です。
周り全部が枯色の時は気づかなかったけど、さすがにこうなると目立ちます。
オオブタクサとか、アレチノギクとか、ヤマゴボウとか、ヨモギとか、
放っておくと2メートルくらいまで伸びます。
茎は太く硬くなります。
それを放っておくと、立ったまま枯れます。
枯れた茎は更に硬くなります。
そうなるともう、刈るとか無理。刈払機のブレードが立ちません。
それを更に放っておくと、枯れたままいつまでも立ってるの。
なので、オオブタクサとか、アレチノギクとか、ヤマゴボウとか、
生えてきたのみつけたら、さっさと刈ります。じゃないと後悔します。
でも私、ヨモギは残しておきました。
他の草、蔓とか棘とか毒とかの、凶悪なのに地面を奪われないように、わざと残しておきました。
でも、秋には刈ったよね?
そう、秋にヨモギを刈りました。
と思っていたけど、どうやら思い違い。
だって、いっぱい立ってます。
なかなかに見苦しい光景です。
でも、ここ隅っこだし。誰も来ないし。
今まで通り、気づかなかったことにしとけばOK?
とか思ったけど、
何かあります。青い色が、点々と。
近づいて見てみると、
あら、大変。
もらった土
そういえば一昨年、この場所でこれを見たのです。
前の年にもらった土の中に、株が残っていたのでしょう。
一昨年の前の年、土をもらったのです。10tダンプに20杯。
の中に、種も混ざっていたのでしょう。
アヤメ、種から3年で開花します。
欲しかったもの
アヤメが欲しいと思っていました。
庭に種を蒔きました。育ちませんでした。
あんな小さな、平べったい種が、私の手入れで育つ筈ないです。
代わりにダッチアイリスを植えました。こっちは球根。
100球買って植えました。
庭に今咲いてます。
で、アヤメ。
私ったら、自分の「欲しい」が実現してるのに、気づかずにいたんです。
3日、頑張りました。
枯れた草、1本ずつ引っこ抜きました。
すごい分量を、1本ずつ引っこ抜いて運び出しました。
そして周りの若い草、まだ夏の日にあぶられていない柔らかなヨモギを、
1本ずつ手鎌で刈りました。
1時間でお茶にする1年分が採れました。次の1時間でお風呂に入れる1年分が。
それを持って帰って、束ねて洗って吊るしました。
フクロウの声を聞きながら。
そう、今年もフクロウが来てくれました。
いえ、巣箱には入ってくれません。この冬は入ってくれませんでした。
でも、たまにでも来てくれると嬉しい。
今頃、どこかで若いフクロウが育っているだろうと思うのです。
そして3日目
がんばりました。
そして、私が手に入れたもの。
繰り返し作業による技能習熟について
15時24分
タケノコを採りに出ます。電気ノコギリで採ります。
15時34分
採りました。
今日は藪には入りません。
その辺ぱっと見て、「さすがにこれ以上放置できないぞ」の分だけ。
15時46分
日が照ってきました。ちょっと暑いです。
16時00分
皮剥き終了。
16時16分
外水道のある家に住めて幸せです。
16時23分
IHのスイッチを入れます。
1枚目の写真からIHまで1時間。
我ながら素晴らしい手際です。
4回目ともなるとこうです。
4回目です。今年4回目。
去年まで、私、タケノコは採るだけで、剥くとか切るとか煮るとかはしてないの。
今年は仕方なくやってます。
「タケノコほしい。食べたい。羨ましい。」
とか言ってくるのは、家の裏に竹藪もない地価の高い所に住んでいる人です。
この藪の地価、幾らだと思います?
1坪89円です。令和2年度固定資産税評価額によるとね。
面積?ざっと500坪。
ニンテンドースイッチ買うお金があれば、遭難できる広さの竹藪が買えますよ。
「タケノコほしい。食べたい。羨ましい。」
とか言ってくるのがいるのです。
「だったら採りに来なさい」
とは、今年は言えない。
仕方ないので送るのです。
ほら、タラノメもつけてやるぞ。
採ったタケノコ、そのまま送ってもいいのだけど、
タケノコは採った瞬間から変わっていくので、
もう、見ていて判るくらい変わるので、
さっさと煮てしまうのがいいのです。
ということを4回繰り返し、我ながら技能が向上したことを実感しました。
夕暮れ
休業要請が解除されました。
明日から仕事です。
本気出して頑張りました
朝飯前に。
おかしいと思うの。
昨日これだけ採ったんです。というか、採ってもらいました。
100本はあると思うな。
それなのになぜ、1時間かそこらで山積み?
なんて、文句たれても仕方ないので、本気出して頑張ります。
朝食後。
午前9時8分。快晴。
タケノコの処理を始めます。
①これを、
②こうします。
縦にまっぷたつ。
にすると、
③皮がするりと剥けるのです。
すごくきれいに剥けるので、すごいです。
今回編み出した手法です。
④そして、こうして、
⑤この後茹でます。写真ないけど茹でました。
直径34センチの鍋で何回茹でたかな?何回も茹でました。
⑥でもって、こうして、
ちゃんと予冷してから、
⑦送ります。
5キロの箱が3つ。ヤマト運輸さんよろしく。
こうして、目の前からタケノコが去りました。
まあ、1日分ですが。
後に皮が残りましたが。
そしてフルムーン。午後5時8分。
フラワームーンというそうです。
6時50分 タケノコごはんに起こされる
先日も書きましたが。
タケノコが出てきました。
今年最初の1本は、前の畑でキュウリの世話をしている人に差し上げました。
タラノメとヨモギも一緒にね。
そしたら1時間後、こんなになって帰ってきました。
おいしい。うれしい。
なんて、喜んでばかりいられないの。
タケノコはどんどん出てきます。
放っておくと電線に掛かったり、道がなくなったりするので、もう、どんどん採らなくてはいけません。
毎年、この季節を楽しみにしている人たちがいて、
あちこちから来て、車に積めるだけ積んで帰っていく人たちがいて、
私はとても助かっていました。
今年のタケノコは太くてしっかりしています。
去年は職場でも配りました。
朝、出勤前に採ったのを持っていくと、みんなが適当に分けてくれて、
よい職場だと思いました。
今年は、、、
とりあえず、その辺で会う人、片っ端から声を掛けます。
この季節、みなさん畑に出てみえるの。
土を起こして、種を蒔いたり、苗を植えたり。
眩しい日差しの下で。
この人たちに、片っ端から声を掛けます。
「タケノコ採りに来てください」
玉葱の人が来てくれました。
豆の人はお孫さん連れて。
他にも、犬の散歩の人と菜っ葉の人が。
これでまあ、1日分は捌けました。
でも、タケノコは毎日出てくるからね。
そろそろ私も本気出さなきゃ。
だらだら夜更かしするのはやめて、朝から働きます。
と、決意して寝たんです。昨日。
そしたら、今朝、6時50分、チャイムが鳴って、
菜っ葉の人からね。