耕起

仕事を終えて帰る途中、土木業者さんから電話がありました。

「今日は△△に行きますか?」

△△は私が畑をつくるつもりのところ。

「行くつもりです。電車に間に合えば」

「では、走ってください」

走りました。

 

最近は乗りたい電車に乗れることが多くなりました。この場合の通勤時間(帰路)は45分です。

歩留まり向上の要因は「歩く」です。

バスは時間があてにならないけど、歩けば確実です。確実にぎりぎり。

駅前の交差点の信号にひっかかると、その先は「走る」です。

 

土木業者さん、昨日から畑の耕起をしてくれています。

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(捜してください。犬が写っています)

 

はじめてお会いして、作業をお願いしたのが土曜日。

「どこを、どう、作業しますか?」

それが私には判りません。

「何を、どの程度やったらいいんでしょう?」

聞きます。教えてもらいます。

「本格的にやるなら、レベルをとって整地して、水路を引いて、客土して」

「それで、収益の上がる畑になりますか?」

「無理です」

やっぱり。

「初期投資は別にして、次年度以降、赤字の出ない程度にするには?」

聞きます。教えてもらいます。

草を刈って、木を数本切って、油圧ショベルで天地返し。その後トラクターを入れるところまで。

で、20万円。とりあえず。

 

そして早速、昨日から、作業にかかっていただきました。

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掘ったらこんなものが出てきて、思いがけない苦労があったようです。

以前ここにあった育苗ハウスの基礎と支柱。が、埋まっていたんです。

支柱はスクラップ業者に引き取ってもらえるけど、基礎の石は、

「こんなのがゴロゴロしてたらトラクターが入らない」

といって、

「うっかり掘り出すと産業廃棄物になって処理費用がかかる」

ので、

「じゃまにならない場所の、じゃまにならない深さに埋めます」

見込みより手間が増えました。それでも、約束した金額でやってくださるそうです。

あまり無理はなさらないで。ちょっとくらいなら(ちょっとですが)なんとかしますから。

 

で、今日ですが、

夕暮れの風が気持ちよくて、お話ししているのが楽しくて、犬がずっと業者さんに抱っこされていて、すっかり日が暮れてしまいました。


帰り道、48番地にちょっと寄ってみたんですが。 

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 ねえ、ちょっと怖いでしょ?