最後の箱
明日朝、レンタカー借りて、積み込み次第出発します。
今日のうちに駐車場に荷物下ろしておきました。このマンション、エレベータないんです。第一種住専の低層マンションです。
半年前からだらだら荷造りしてきましたが、今最後の箱をつくっています。
ここに入れるのは、パソコンと、犬の食器と、転職の書類。雇用保険証書とか、年金手帳とか。それと、お風呂上がりに洗面所から持ち出してきた雑多なもの。
数日前、懐かしい人から連絡がありました。何やら、夢に私が出てきたとか。
この人と連絡を取るのは3年ぶり。高校時代からの、とても長い付き合いの友人です。
近く引っ越しますと返したら、びっくりされました。
今日は近所の友人に会いました。犬の散歩をしていて、家の前でばったりと。
この人に会うのは2年ぶり。15年来の付き合いです。
明日引っ越すと言ったら、「聞いてない」怒られました。
携帯番号もメールアドレスも変えてないし、これまでどおりで連絡つくし、挨拶とか忘れてましたよ。
でも、この人たち、普段は連絡取らないんですよね。何かの岐路に立ったとき、すごく頼ってきた人たちです。
不思議な感じがしました。
普段は連絡取らない人と、近況のややこしいこと全部とばして、するする話が通じてしまうのが不思議。
そういえば二人とも、あれやこれやのみっちり詰まった時間を、一緒に過ごした人でした。
引っ越す前に「引っ越します」伝えられてよかったです。
ということを、考えながら、最後の箱をつくっています。
まるでとりとめのない箱です。