震度6

一昨日は偶々、仕事帰りに買物をして、車の給油もしたのでした。

偶々、いつもより早くベッドに入ったのでした。

 

運が良かった、と思います。

 

スマホの警戒警報が鳴ったのは、すでに随分揺さぶられた後で。

どんどん揺れがひどくなり、掛布団を頭の上に引き上げた後でした。

そのまま、揺れが収まるまで、犬を抱いて布団を被っていました。

リビングで何か落ちる音、壊れる音がしていました。

 

揺れが収まると、立て続けにLINEが入りました。

「無事ですか?」東京から。

こんなところに一人で住んでいるので、心配をされてしまうのです。

今テレビを見ていると、なるほど、この地方の被害にびっくり。

令和元年台風19号のときもそうでした。先日の大雪のときも。

「大丈夫ですか?」

いつも、申し訳ないくらい、私は無事です。

 

少しすると、今度は職場のグループLINEが鳴りだしました。

「皆さん無事ですか?」

全員から「無事です」返信。

よかった。けど、

「家の中がめちゃめちゃ」

「ガスが止まりました」

なんて人も。

「今から水を買いに行きます」

「ガソリンスタンドに並んでます」

って、ああ、気をつけて。

 

私の家は、時計と水差しが棚から落ちて壊れただけです。

工務店さんから「家大丈夫ですか?」の電話があったときも、

「今のところ気づいた点はありません。よい工事をしていただきました」と答えました。

工務店さん、ご自分が建てた家1軒1軒に電話をされていたようです。

「深夜にすみません」って。

まあ、あの揺れで寝ていた人はいないでしょう。

「何かあったら伺います」って。

そういう方が建ててくれた家です。

 

「心配するしかできない。ごめん」

友人の一人は、2時過ぎまで報道を追っていたそうです。

その時間には、ごめん、私寝てました。

明日も朝から仕事です。

 

のつもりだったけど、

翌朝、職場から連絡があって。

「本日は休館になりました」

被害確認と設備点検のため休館。

まあ、そうですよね。なら、もうちょっと寝ます。

 

そして、完全に日が昇った頃、のろのろ起き出した私です。

穏やかな、とても暖かい日。

家の周りをざっと見て、

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積んだタイヤが崩れているのと、

 

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氏神様が曲がっているのを発見しました。

 

我が家の被害は僅少。

ということで、

ご近所のご老人の家を見に行きました。

車検切れで車が使えない方と、お一人でいらっしゃる方の家。

みなさんご無事でいらっしゃいましたが、

「余震に気をつけてください」

「明日から天気が悪くなるそうです」

「買物頼まれます。灯油は切れていませんか?」

灯油、大事です。

この辺の家はだいたい石油ストーブを持っていて、これは災害時、暖房にも、照明にも、調理にも使えます。電気、ガスが止まっても、石油ストーブがあれば凌げます。

あとは水。ですが、近くに井戸をお持ちの家があるので、分けてもらえるので大丈夫。

米や味噌は1年分まとめて買ったり貰ったりする方が多いし、野菜はその辺の土に生えています。今の季節ならハクサイ、ダイコン、ネギ、ニンジン。

ついでに言うと、トイレ。も、非常時は「穴を掘って埋める」方法が使えます。

 

家に戻ると、私のところにも来てくれている人がいました。

お仕事の途中に、トラックで。

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えーと、私も一人暮らしの老人?だから?

まあ、老人の定義によります。