この期に及んで

私の家、もうじきできます。

そこで、問題。

エアコンどうしましょう?

 

この家の仕様書にエアコンの項目はありません。

ハウスメーカーのプランにはありました。

F社さんも、I社さんも、S社さんも、もれなくありました。

でも、私の工務店さんは、

電気店で買ってください」

と言うんです。

となれば、これは後回しになりますね。

階段をつくったり、畑をつくったりしましたもん。

あげく、

「エアコン、なくてもいいかな?」

とか言い出します。車を買ったりしたからです。

 

暖房の心配はありません。

ストーブがあります。いっぱいあります。

8台もある理由が判りません。いつの間に増えました。

4台は未使用のまま、箱に入ったままです。最近もらったんですよ。

あと、火鉢が3個と、床暖房。

があるので、暖房は心配ありません。ストーブの収納場所が心配です。

 

で、冷房。

去年は使わずに過ごしました。まあ、なんとかなりました。

ですがこの数日、なかなか不快。

「やっぱエアコン必要です」

思いました。

 

電気店に行きました。買いました。2台。こっちに来てから買った車2台分の値段といっしょ。aldertree.hatenablog.com

取付工事を19日に頼みました。確認事項がいくつか。

「室内機の取付場所、壁の強度は?」

確認済みです。パネルを入れてもらってあります。

「そこにコンセントはありますか?」

オーダー済みです。屋内配線はこれからです。

「1台は100Vの普通のコンセント、もう1台は200Vになります」

そのように配線してもらいましょう。

「室外機は室内機の近くがいいです。置き場所はありますか?」

あります。どこにでも置けます。

「平らで、しっかりした場所ですか?」

・・・

 

犬走り

建物の外壁面を保護するために、その周りの地盤をコンクリートや砂利で固めた所。

デジタル大辞泉

 

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これは知り合いのご夫妻の家です。似てるでしょ?私の家と、ちょっと。

実は、参考にさせていただきました。

実は、そのときは知り合いじゃなかったんですが。

 

あるとき、通勤路に小さな家ができていました。

「いいなー」眺めていたら、中から人が出てらして「どうぞ、見ていって」。

で、上がり込んで、押入れの中まで見せていただきました。お茶までいただきました。

その後も、たまに通勤路でお会いすると「お家、そろそろ?」声を掛けてくださいます。私の家ができたら見に来ていただきます。

 

で、この家にも犬走りがありますね。私もこんなのを考えていました。

それが、

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ありません。

 

急いで工務店さんに電話します。

「19日にエアコンを取り付けます。犬走り、間に合いますか?」

答え。

「犬走りは頼まれていません。土木屋さんに依頼されたのでは?」

慌てて土木屋さんに電話します。

「もうじき家ができます。犬走り、どうなりますか?」

答え。

「うちは頼まれてないよ。工務店がやるんじゃ?」

 

普通、犬走りは家を建てる業者が施工します。屋根の下は家の一部です。

が、この土地は造成だの伐採だのがあって、先に土木屋さんが入っています。

道をつくったり階段をつくったりもあって、土木屋さんにお世話になっています。

この先、防草シートだの砂利敷きだのもあって、土木屋さんに相談しています。

ので、

犬走り

どちらに頼んだか判らなくなっていました。

どちらにも頼んでいないことが判りました。

この期に及んで。

 

土木屋さんは17日まで工事が詰まっています。私の犬走りをつくる暇はありません。

工務店さんは「他の現場から職人を回せばなんとか」って、ずいぶん無理を。

いちばん簡単なのは、エアコンの取り付けを遅らせることですが。

 

土木屋さんには他の相談もあるし、

「いっぺん見に来てください。もうじき家ができます」

「んじゃ、今日」

で、来てくれました。土砂降りの夕方。

 

土砂降りの雨の中、つくりかけの家の中で相談した結果、

犬走りはゆっくり、時間を掛けてつくることにしました。

エアコンの取り付けは予定通りで。

どうしたかって?

 

犬走り

建物の外壁面を保護するために、その周りの地盤をコンクリートや砂利で固めた所。

 

別にコンクリートじゃなくてもいいんです。

砂利、煉瓦、タイル、ウッドチップ、いろいろありです。

私の犬走りは、たぶん砂利になります。今、デザインを考えているところ。

室外機はコンクリートブロックの上に置いて、後から周りに砂利を敷きます。

それで19日に間に合うし、きっと素敵な犬走りになりますよ。

細かいことを決めるのは苦手なのですが

土曜日、工務店さんと打ち合わせの約束をしました。

ですが、決めることがありません。

まだ決まってないのは、玄関のタイルと照明。ですが、

タイルは見本を取り寄せている最中で、これがないと決められません。

照明は重要だけど、私にプランがないので、予算都合があるので、基本お任せです。

なのに、わざわざ週末に打ち合わせを頼んだのは、夫が来たからです。

例によって、突然。

 

昼過ぎ、駅に夫を迎えに行きました。

私の運転でも余裕で停車できる裏口、じゃなくて、表口のロータリー。

バスがたくさん、タクシーがたくさん、送迎の車もたくさん、で、難易度高いです。

でも、頑張りました。さすがにそろそろ、このくらいはできないと。

で、夫を拾って、まっすぐ、つくりかけの家に行きました。

打ち合わせは夕方だけど、まず家を見たいでしょ?

 

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前の日に足場を解体しました。もう屋根には上れません。

私「上りたかった?」

夫「別に」

もちろん強がりです。

 

内装もずいぶんできてきました。

この前彼が来たときはこんなでしたが、

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今回はこんな。

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夫は細かいことをいろいろ聞きます。

壁から飛び出してるパイプとか、天井から垂れてるケーブルとか、

「これ何?」

私に判るわけないですね。工務店さんに聞いてくださいな。

 

 

最近、工務店さんが楽しいんです。

ちょっと前、ちょっとぎくしゃくしました。

ある日、

「サッシの色を決めてください」

って言われたんですが、

「え?それ、私が決めるの?」

とか言ってしまう施主。

ちなみに、この時点では外壁が決まっていません。

「サイディングは後でいいです。手配の都合があるので、サッシを決めてください」

って言われたんですよ。

「ドア枠を決めてください」

というのもありました。室内ドアの枠。

ですが、ドアが決まっていません。

「ドアは後でいいです。先にドア枠を」

そう、施工の順番は「ドア枠取付け」→「フローリング敷込み」→「ドア取付け」です。

いえ、無理です。

 

困りました。困った末、

「どうします?」

聞かれたら、

「どうしたらいいですか?」

聞き返すことにしました。

「そこはお客様のお好みで」

言われたら、

「プロの意見を聞かせてください」

頑張りました。

ここからはインタビューモードです。

 

「ドア枠って、普通、何を基準に決めるんですか?」

「普通はドアの色に合わせます」

ですね。では、そのドアは?

「お好みですが、、床や壁に合わせればまちがいがないでしょう」

ですね。では、

「ドアのあっちとこっちで床色が違うときは?」

リビングと寝室、リビングと廊下で床材が変わります。

「片面ずつ、ドアのデザインを変えるとか?」

「は、しません」

量産型の規格品のドアです。それでもずいぶんなお値段です。

「じゃあドア、どうやって決めるんです?」

「お好みですが、、、」

「はい」

「ここは、リビングに合わせるのがいいでしょう」

と、ここでプロの意見。

それでは、リビングの床材を決めましょう。でもってドアを決めましょう。そしたら自動的にドア枠が決まります。

 

ということを、何度かやってるうちに、ぎくしゃくがとれてきました。

工務店さんもこの施主の扱いを覚えたようで、

「キッチンの上部に窓が欲しいです」

とか、

「壁の厚みとコーナーを利用して飾り棚をつくりましょう」

とか、

最近はどんどん、やりたいように。

 

朝日の差し込むキッチン

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いつの間にできていた飾り棚

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私は、信頼して仕事を頼んだ方には、ご自身の「やりたい」を大事にしてほしいと思うんです。

それは、私がいろんな仕事をしてきたから思うことです。

やりたいことをやるとき、人はいい仕事をするものです。

ああ、もちろん、私の「やりたい」が優先ですよ。

 

で、最近楽しい工務店さんとの打ち合わせ、楽しみにしていたのですが。

キャンセルになりました。電話が来ました。

「犬が噛まれました」

「え?」

「犬に噛まれました」

「え?」

工務店さんの愛犬(柴犬、もうじき1歳、男の子)が、よその犬にしっぽを噛まれたそうです。

「ちょっとひどいので、今から病院に行きます」

そういうことなら、それはしかたないですね。

 

ということで、打ち合わせはキャンセル。

夫は草刈りを始めました。

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草刈り、楽しいそうです。

私ならやりませんけどね。日中、炎天下ではやりません。

私は日陰で蔓を切りました。ぱちん、ぱちん。

山ではやることはいくらでもあります。

0.7%と10%

さて、115番地。

 

700粒の種を蒔きました。

この農地のいちばん目立つ場所、道路に沿って畝をつくって、蒔きました。

「ここを耕作しています」言い張るためです。

ですが、

畝の幅1m✕長さ10m✕2本、で20㎡。は、この農地の0.7%です。

ちょっと少ない?

 

ぶっちゃけ、この農地、「もう放っといていいんじゃね?」とか思います。

私は市街化調整区域に家を建てる許可を得るために、「ここを耕します」と言ったんです。

aldertree.hatenablog.com

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その家が、もうすぐできるんですよ。

だもん、

「もう放っといていいんじゃね?」

 

まあ、いいかもです。今さら許可取り消しとかあるわけじゃなし。

けれど、えー、

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畝が増えました。

 

ここにあと700粒、切花用のヒマワリを蒔きます。

それと、その奥、竹チップを鋤き込んだところ。

に、景観用のヒマワリを蒔きます。いえ、蒔きました。1ℓ。

ℓってアバウトだけど、この種、ℓやkgで売られているんです。

1粒あたりの値段は切花用の1/10。

なので、畝はつくらず、ふんふん、鼻歌を歌いながら蒔きました。

 

その芽が出始めています。

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1日で蒔いたのに、出方はまちまち。

なぜかって?

ここの土、ぜんぜん均質じゃないんです。よい土とひどい土があって、モザイク状に入り組んでいるんです。

どいうことを、自分で耕して判りました。なるほど、やってみるもんです。

 

ということで、

この農地の1割くらいに種を蒔きました。測ってないけど、だいたい1割。

目立つ場所に蒔いたので、視覚効果的には3割くらい、と期待しています。

 

さて、これが育って、カタログスペック通りに伸びたら、見通しの悪い畑になります。

実はそれが狙いです。

もうじきオオブタクサが育ってきます。

aldertree.hatenablog.com

あと、アレチウリ。

aldertree.hatenablog.com

 

この夏も、私は闘わなくてはいけません。

できれば人目を気にせずに、ね。

115番地、丸見えすぎますよ。

床の話をしましょう

無垢フローリングは高いのですが、材料も施工費も高いのですが、

親切な工務店さんから、

「うちの在庫を使ってくれたら、予算内で納めます」

ありがたいお申し出を受けました。

その在庫、5種類あります。

マツ、サクラ、カバ、クリ、ナラ。

「ここから好きなのを選んだください」

とてもありがたいお申し出。

 

実は外装を決めるのが大変でした。

サイディングのサンプルが何十種類も積んである中から、

「好きなのを選んでください」

と言われましても。

見ているだけで疲れちゃって、よく分からなくなっちゃって、分からないうちに決めちゃって。でもって、あっという間にできちゃいました。

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あれよあれよ。

 

マツ、サクラ、カバ、クリ、ナラ。から選ぶのはらくちんです。

玄関は明るいカバ、寝室は木目のきれいなクリにしました。

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写真は作業場から拾ってきたクリの端材。

断面がほら、ちゃんと無垢ですよ。

「こんなもの持ってってどうするの?」聞かれましたけど。

ええっ、拾いませんか?ふつう?

玄関のカバを拾えなかったのが残念です。

 

さて、迷ったのはリビングとキッチン。

「床暖房どうしますか?」

と聞かれ。

世の中には床暖房対応の無垢フローリングというものがありますが、工務店さんの在庫にはありません。

つまり、「床暖を諦めて無垢材にする」か、「無垢材を諦めて床暖を入れる」か、という問題。

あ、寝室と玄関は聞かれませんでした。寝室は狭いし、玄関はちょっとの間しかいないから。ですかね。

で、リビングとキッチン。

夏と秋、ぐずぐず考えました。冬に決めました。

「床暖入れてください」

寒かったんです。

aldertree.hatenablog.com

 

ということで、リビングとキッチンは合板フローリングになりました。

10円玉でひっかいても傷がつかない、強いフローリング。

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となれば、揺り椅子が置けますね。

揺り椅子、これもちょっと憧れでした。

揺り椅子で編物をする老女、なんて絵が浮かびます。

私は編物しませんけどね。

 

さて、全部の部屋に床材が入りました。

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全部しっかり養生してあるので、見ることはできません。

どんどん家ができています②

職場と家の位置関係はこんなです。

 

 

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緑と青のルートが私の通勤路。

毎日、仕事帰りに「私の家」を見に行きます。 

 

私の家、今こんな感じ。

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写っている道は「使ってはいけない」道です。

aldertree.hatenablog.com

工事が終わったら塞ぎます。農業委員会に文句を言われたら、ね。

言われなかったらそのまま使います。

 

これは裏から見たところ。

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写っている道は「ぐるっと回る道」。

この家の住人以外に使う人はないので、毎日頑張って通らないとなくなる道です。

 

家の中。

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積んであるのはクリの無垢材。寝室の床に敷きます。

壁材は一部しか決まっていません。現場で建築士さんと話しながら決めます。

照明とキッチンユニットを選ぶのもこれから。

 

私は決定的に空間認知能力が劣るので、事務所で図面を見ながら決めるとか無理なので、現場で決めます。

現場を見てもよく判らないので、「この辺は良きに計らって」でお任せすることが多いのですが。

床と壁は頑張りました。あと収納。これは事務所で頑張りました。

私「もう少し収納増やしたいです」

建築士「これ以上居住面積減らしたくないです」

の攻防があって、

私「床下収納できますか?」

建築士「だったら小屋裏収納にしませんか?」

小屋裏?というのは天井と屋根の間のことだそうです。つまり屋根裏。

建築士「ここに床を張って、はしごを付ける事ができます」

追加予算は20万。

「そこに電気引けますか?」

「引けます」

「窓つけられますか?」

「つけられます」

「床にフローリングを張って、壁にクロスを張って、窓下にカウンターを造作できますか」

そしたら居住スペースにできますよ。カウンターでお茶を飲んだり、パソコン使ったりできますよ。

「できます」

ということで、屋根裏部屋ができることになりました。

収納?知りません。

  

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憧れの屋根裏部屋。

 

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犬は上れません。

 

もしかしたら私、高いところが好きなのかも。

って、最近気が付きました。

48番地はこの辺でいちばん高いところなんです。

屋根裏部屋は家の中でいちばん高いところなんです。

 

そして、

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ここがこの家のいちばん高いところです。

10分かそこらで

今年はタケノコがたくさんです。

仕事帰りにちょっと寄って、10分かそこらでこのくらい。

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これを車に積んで、「家に帰るまでに出会った誰かに引き取ってもらう」ミッションを遂行します。

世の中には2種類の人間がいます。タケノコを欲しい人と、欲しくない人。

運が良ければミッションは成功します。

タケノコにサンショウやタラノメを添えると、運気がアップします。

タラノメ、もう終わったでしょうって?

いえ、まだあります。トゲが痛いです。

 

今年は何人か、何回か、山に遊びに来てくれました。

時間と人手のあるときは、焚火をします。

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焚火で焼いたタケノコ。

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おいしいのと、楽しいのとで、来てくれた人には好評です。

タケノコと枯れ枝が片付くので、私には好評です。

 

 

今日は早く起きたので、庭の草を刈りました。今住んでいる家の庭。

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10分かそこらでこのくらい。

このアジサイから挿し穂をとって、山に持っていきます。

よい天気。

畑の風景

針葉樹のチップを探していました。

「使えるものが手配できたら、運搬と鋤入は引き受けます」

親切な業者さんが言ってくれました。

「使えるもの」、手配できませんでした。

私の畑は草叢になりました。

aldertree.hatenablog.com

1年前の話です。

 

 

電力会社の伐採で竹チップができました。

aldertree.hatenablog.com

犬の後ろの黒っぽいのが竹チップ、手前の白っぽいのも竹チップ。

積み上げたチップの表面は白っぽく、中は黒っぽい。崩してみるまで判りませんでした。

これ、嫌気性醗酵が進んでいるんですね。

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私、まる2日これを運んでいましたよ。

土嚢袋に詰めて、車に載せて、畑に運んで、土に鋤き込みました。

どんな効果があるかは不明。

まあ、やってみましょう。

 

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後部座席を畳んだ車にめいっぱい詰め込んだ分。が、畑に置くとこんなです。

なにしろ畑はうわばみです。

10tダンプ20杯分が景色の一部ですからね。

aldertree.hatenablog.com

 

そういえば、その20杯の中に素敵なものが入っていました。

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しなやかな茎でまっすぐに立ち、凛とした色で咲いています。

 

 

さて、サンリッチレモン。

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育っています。

種を土に埋めると育つんですね。

これは嬉しい風景。